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JRA「口だけ番長」もついに終止符!? AJCC(G2)裏切り続けたジェネラーレウーノがついに本気…… アリストテレスに先輩の意地見せる

JRA「口だけ番長」もついに終止符!?  AJCC(G2)裏切り続けたジェネラーレウーノがついに本気…… アリストテレスに先輩の意地見せるの画像1

 C.ルメール騎手で確勝を期すアリストテレス陣営にとって厄介な存在となりそうだ。

 24日に中山競馬場で行われるAJCC(G2)に出走を予定しているジェネラーレウーノ(牡6、美浦・矢野英一厩舎)が、美浦の坂路で2本目に4F52秒5、ラスト1F12秒1の好時計で駆け抜けた。

 これまでC.ルメール騎手、田辺裕信騎手、三浦皇成騎手が手綱を取っていたが、今回は新たに武藤雅騎手とのコンビを結成。18年9月のセントライト記念以来の勝利を狙っている。

 ジェネラーレウーノの魅力はやはり肉を切らせて骨を断つハイペースの逃げだ。3着に入った18年の皐月賞(G1)、重賞2勝を挙げたセントライト記念(G2)、京成杯(G3)でも積極果敢な逃げが勝利の決め手となった。

 その一方で、逃げ馬によくあることといってしまえば仕方ないが、とにかく末脚が切れない。後続馬から常に射程に入れられるような遅いペースでは、鋭い切れ味を持つ馬に敵わない。

 にもかかわらず、ハナを主張するチャンスがありながらもスローで溜め逃げをした結果、日本ダービーでは16着に大敗。これを教訓にしたセントライト記念で復活勝利を飾ったものの、菊花賞では再び同じミスを繰り返して11着に敗れてしまった。

 これについてはネットの掲示板やSNSでも「なぜ行かない?」「意味が分からない」「学習していないのか」などといった辛辣な意見も出た。外からしか競馬を見ることができない一般の競馬ファン目線とはいえ、専門家であるはずのジェネラーレウーノ陣営であれば、把握していてもおかしくなかった馬の特徴だろう。

 ところが、長期休養を強いられた屈腱炎からの復帰戦となった昨年のAJCC以降の3戦でもまた、ジェネラーレウーノは超スローの逃げを選択して敗戦を繰り返しているのは違和感がある。

 なにしろ、ファンの希望どころかジェネラーレウーノ陣営でさえ、毎回レース前に「積極的に」「強気な騎乗を」「後続に脚を使わせる競馬」といったコメント出していたから驚きだ。これでは馬券を購入するファンとしたらまた騙されたと感じても不思議ではないだろう。

 とはいえ、このまるで「行く行く詐欺」のような実態が、はたして陣営の意図する内容だったかどうかは判断がつかないことも事実だ。競走馬は生き物だけに、馬自身が行こうとしなかった可能性もあれば、屈腱炎という競走生活を左右するほどの大病を患ったために、無理をさせなかったという側面も少なからず考えられる。

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 そして、好材料となりそうなのは前走のレース後に「自分のリズムでと思っていましたが行く形になってしまい……」と、不可解なコメントをしていた三浦皇成騎手から武藤騎手への乗り替りだ。

 このときも陣営からは積極策を匂わせるコメントが出ていたが、三浦騎手が自身の判断で行かなかったとすれば、乗り替りと無関係ではないかもしれない。

 そういう意味では、今回は長期休養明けだった昨年のオールカマーから叩き3走目であり、そろそろ行けるだけ行く競馬を試す頃合いという見方も可能ではないだろうか。

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