GJ > 競馬ニュース > 武豊か「フランケル旋風」か  > 2ページ目
NEW

武豊騎手「JRA全G1制覇」か「フランケル旋風」が続くのか……今年の朝日杯フューチュリティS(G1)は例年以上の激熱だ!

【この記事のキーワード】, ,

 来春には大阪杯がG1として新設されることが決定しており、そういった意味では”暫定”とはいえ、今年がラストチャンスとなる。そんな競馬界のカリスマが今年パートナーを組むのがタガノアシュラ(牡2歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)だ。

 単勝1.5倍に推された昨年のエアスピネルほどの抜けた存在ではないが、このタガノアシュラは日本で大きな成功を収めているゴールデンサッシュの一族。デビュー戦で後続を4馬身突き放し、出遅れて敗れはしたものの札幌2歳S(G3)では1番人気に支持された素質馬だ。

 前走の黄菊賞(500万下)は2000mながら本来の逃げに戻って強い内容。5頭立てと小頭数ながらも、素質馬揃いの一戦で改めて高い能力を示した。今年の武豊騎手はとにかく逃げで好結果を残しているだけに「武豊が逃げる」というだけで要注意の存在になりそうだ。

 京王杯2歳S(G2)を制したモンドキャンノ(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎)も当然ながら優勝候補の一頭だ。

 単勝1.8倍に支持された函館2歳S(G3)こそ2着に敗れたものの、前走の京王杯2歳Sでは、小倉2歳S(G3)の覇者レーヌミノルを抑えて重賞初制覇。着差こそ半馬身だったが、3着以下には3馬身以上の差をつけており、抜けた能力馬同士の一騎打ちを制した格好だ。

 ここまで圧倒的なスピードが持ち味だが、キンシャサノキセキ×サクラバクシンオーなだけに課題となってくるのはマイル戦への対応だろう。フランスの名手M.バルザローナ騎手の腕の見せ所だ。

 ただ、そのモンドキャンノを重賞初制覇に導いたC.ルメール騎手が1勝馬のダンビュライト(牡2歳、栗東・音無秀孝厩舎)に騎乗しているのが、なんとも不気味だ。

 1勝馬とはいえ、前走のサウジアラビアロイヤルC(G3)では中団からしっかりと脚を使って2着を確保。敗れたブレスジャーニーは後に東京スポーツ杯2歳S(G3)も連勝しており、現時点で2歳トップクラスに君臨している存在。そんな強豪と0.2秒差の競馬ならば、ここでは胸を張れる実績だ。

 先述したようにルメール騎手を確保できたことも大きい。新種牡馬ルーラーシップに初G1を届けられるだろうか。

武豊騎手「JRA全G1制覇」か「フランケル旋風」が続くのか……今年の朝日杯フューチュリティS(G1)は例年以上の激熱だ!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛