JRA「6馬身差」超速時計でサリオス超え!? ダイナカール一族の素質馬が持ったままの衝撃走…… ダノンザキッドと川田将雅「争奪戦」待ったなし?

30日、東京競馬場で行われた5R・未勝利戦(芝1800m)は、川田将雅騎手の1番人気ボーデン(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が優勝。2着に惜敗したデビュー戦の鬱憤を晴らす大楽勝で勝利を手にした。
単勝1.7倍の圧倒的人気に支持されたのも納得する圧巻の走りだった。
1分45秒2(良)の勝ちタイムはJRAの未勝利戦芝1800mで史上最速のオマケつき。稍重馬場での開催だったとはいえ、古馬G2の毎日王冠でサリオスがマークした1分45秒5をも上回る好時計で駆け抜けた。
16頭立てのレース。好発を決めたボーデンは外目の好位5番手を追走。逃げたフジツボノミヤが快調に飛ばしたこともあり、1000m通過は57秒9のハイペースとなった。最後の直線に入って先行勢にはムチが入る中、ボーデンは終始楽手応えで先頭に並びかける。
残り400m過ぎに先団を飲み込むと、そこからは後ろの馬と差が開く一方の独走劇。ノーステッキのまま他馬を圧倒した。ゴールしたときには2着を6馬身突き放すワンサイドゲームを披露した。
ボーデンの血統は父ハービンジャー、母ボージェスト、母の父キングカメハメハ、母の母アドマイヤグルーヴという良血馬。血統表にダイナカール一族を持つ血は、ドゥラメンテやルーラーシップなど多くの活躍馬を輩出している。
「土曜の東京は今年初の開催ということもあり、速い時計が出ることは予想されていました。ある程度の時計が出ることは分かっていましたが、ここまで速いとなると能力なしでは出せないタイムでしょう。
前半がハイペースで流れる展開もあったにしろ、持ったままの勝利。追っていればさらにタイムを詰めることも出来たと思える走りでした」(競馬記者)
この日の最終レースだった芝1800m条件の4歳以上・1勝クラスの勝ちタイムが1分48秒5だった。未勝利戦とはいえ1分45秒2は3秒3と大差がついたことも、馬なりで制したボーデンの強さが本物といえる証明だろう。

また、コンビを組む川田騎手にとっても、今回の勝利は嬉しい誤算となるかもしれない、開催時期や条件の違いはあるにせよ、昨年の東京スポーツ杯2歳S(G3)を勝利したダノンザキッドの勝ちタイムは1分47秒5。すでにG1馬となった相手と比較するのは早いが、ボーデンの能力は遜色ないと感じられる内容でもあった。
メインの白富士S(L)をポタジェで制した川田騎手。今年に入ってなかなか勝ち切れない騎乗が目立っていたが、先週の東海S(G2)をオーヴェルニュで制して初重賞勝ちを決めたように流れも向いてきた。
新たなクラシックパートナー候補の出現で、得るものが多かった土曜の東京開催だったといえそうだ。
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