JRA根岸S(G3)クロフネ超え「アルクトス」唯一の不安は絶好調・田辺裕信!? 距離短縮で条件ベストも蘇る“引退宣言”撤回の過去

今回はビシッと決まるだろうか……。
31日、東京競馬場で行われる根岸S(G3)に、アルクトス(牡6歳、美浦・栗田徹厩舎)が田辺裕信騎手を鞍上に出走を予定している。
田辺騎手は今年に入り既に11勝。リーディングでも、C.ルメール騎手、松山弘平騎手に続き、福永祐一騎手と並ぶ3位タイと好調ぶりが目立っている。
田辺騎手を除く3騎手は、昨年のリーディングでも1位、3位、4位と昨年も大活躍。ルメール騎手はG1を8勝し年間204勝でリーディングトップ、福永騎手、松山騎手もそれぞれ3歳の牡馬牝馬で三冠ジョッキーとなる活躍を見せた。
昨年は全国リーディング10位、関東リーディングでも4位に留まった田辺騎手にとって今の数字は大健闘。今年は、現在関東2位の戸崎圭太騎手の7勝を大きく上回る成績で、この調子でいけば関東リーディングも狙えるかもしれない。
そんな田辺騎手が根岸Sで騎乗するアルクトスは、デビュー4戦目からコンビ継続。結成から今回で16戦目とコンビの絆は深い。
アルクトスはこれまでの8勝が1400m~1700mで、マイル5勝、1400mで2勝と、ベストは1400m~1600mと考えられる。前走のチャンピオンズC(G1)では強豪相手に屈したが、1800mという距離の影響は否定できないところだ。
2走前は盛岡競馬場で行われた南部杯(G1)に出走。そこで記録した勝ちタイム「1.32.7」は、クロフネが2001年の武蔵野S(G3)で記録した「1.33.3」を大きく上回るダート1600mの日本レコードなのだから、その能力を疑う余地はないだろう。
レコードタイムでの勝利について問われると「調教師の栗田先生やスタッフのみんなと、試行錯誤しながら何とか大きいとこ取らせたいと思って頑張ってきた馬なんで……凄い嬉しいです」と、喜びをかみしめた田辺騎手。前年の同レースでは2着と悔しい思いをしていただけに、喜びもひとしおだったに違いない。
「今回の根岸Sは、プロキオンS(G3)でも制している1400mに距離が短縮されますからね。適距離なら、勝利の期待も大きいですよ。まあ、不安といえば勝利騎手インタビューでしょうか。田辺騎手は過去にも『うっかり』をやらかしていますからね……」(競馬記者)
確かに、南部杯の勝利騎手インタビューでも、田辺騎手の思いがけない一言で周囲がざわめく事態。レースの回顧が終わったインタビュー終盤に、話は思わぬ方向に進みだした。
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