
JRA武豊「非選択」で根岸S(G3)は蛯名正義! サンデーレーシング脅かす「名物オーナー」が重賞の先に見据えるのは……
「名物オーナー」が重賞の先に見据えるのは……。
31日、東京競馬場で行われる根岸S(G3)に、メイショウテンスイ(牡4歳、栗東・南井克巳厩舎)が出走を予定している。
オーナーはもちろん、「メイショウ」の冠名でお馴染みの松本好雄氏。今年はすでにJRAで7勝を挙げ、オーナーリーディングでも「絶対王者」サンデーレーシングに1勝差と迫っている。
サンデーレーシングはご存じの通りクラブ法人で、2017年以降は常に年間でリーディングオーナーに輝いている。クラブ馬全盛の時代に、シルクレーシング、キャロットファーム、社台レースホースなどを抑え、2位という成績は脅威といえるだろう。
昨年も金子真人ホールディングス(金子真人氏)、ダノックス(野田順弘氏)、サトミホースカンパニー(里見治氏)などの名だたる個人馬主を抑え、社台系クラブ、ゴドルフィンに次ぐ年間リーディング6位。これまでもメイショウサムソン、メイショウドトウ、メイショウボーラー、メイショウマンボなど、数たるG1馬を輩出してきた「名物オーナー」だ。
大手牧場出身の良血馬に席巻されているといっても過言ではない日本競馬界の中で、中小規模の牧場との交流や繋がりを重視。持ち馬の殆どがそれらの牧場出身で、競走馬としてはそれほど高額でない馬を多く所有している。
武豊騎手の父である武邦彦元調教師が騎手として現役の頃からの繋がりがあり、武豊騎手との親交が深いことでも有名。成績が落ちて低迷した時期も、多くの手綱を任せて武豊騎手を支えた筆頭馬主ともいえるだろう。
しかし、そんな松本オーナーが今回、根岸Sに出走するメイショウテンスイの手綱を任せるのが蛯名正義騎手。これまで、松本オーナーと蛯名騎手のコンビでは重賞勝利が一度もないが、これには松本オーナーの義理人情が関係しているのではないかと記者は話す。
「松本オーナーは義理堅い方だと聞きます。2月いっぱいでの引退が控えている蛯名騎手ですし、最後に自分の馬で『重賞勝利を……』と託した可能性もあるのではないでしょうか。ここを勝利するようなら次はフェブラリーS(G1)がほぼ確実ですし、ジョッキー本人も意気込んでいると思いますよ」(競馬記者)
2014年から根岸Sの1着馬にフェブラリーSの優先出走権が付与されている。蛯名騎手にとっても騎乗できる最後のG1がフェブラリーSで、メイショウテンスイでの出走を目論んでいるのではないだろうか。
根岸S制覇からのフェブラリーS出走。さらに、その最後のG1で勝利することがあれば、なんともドラマチックな展開となりそうだ。
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