GJ > 競馬ニュース > 牝馬マイル王は芝2000mのG1に通用するのか?  > 2ページ目
NEW

グランアレグリアはアーモンドアイ級!? JRA大阪杯参戦で検証!牝馬マイル王は芝2000mのG1に通用するのか?

【この記事のキーワード】,

グランアレグリアはアーモンドアイ級!? JRA大阪杯参戦で検証!牝馬マイル王は芝2000mのG1に通用するのか? の画像2

 そして鞍上は百戦錬磨のクリストフ・ルメール騎手。今年も絶好調でその実力に陰りは見られない。ただ本人はグランアレグリアの距離適性に対して、過去のレースで以下のようにコメントしている。

1600mのデビュー戦勝利後
「距離はもう少し長くても大丈夫」

桜花賞勝利後
「オークスの2400mは難しい」

スプリンターズS勝利後
「マイルがベスト」

 サラブレッドは成長によって距離適性が変わってくるものの、このコメントからは1600~1800mあたりがベストで、2000mはギリギリかと思われる。

 最後に大阪杯が行われる阪神内回り2000mは、スタートしてすぐにコーナーがあり、また内回りコースのため直線が短い。グランアレグリアは内回り1400mの阪神C(G2)を圧勝しているが、スタートで遅れることも何度かあり、相手のレベルが段違いなこのコースで出遅れは致命的になる。

 現状、仕上がり具合などを抜きにして考えると、芝2000mはこなせるものの、スペシャリスト相手には一歩割引というのが正直な印象だ。大阪杯はそのスペシャリストが多数揃う一戦、特に芝1800~2000mがベストのコントレイル相手では、やはり苦戦は免れないだろう。

 しかし、近年は距離適性に固執する傾向が強く、こういったチャレンジはなかなか見られなかった。実際に1200mと1600mのG1レースを勝利したロードカナロアやデュランダルであっても挑戦すらしなかった偉業に、牝馬のグランアレグリアが挑むのである。まずはこの時点で陣営の判断に敬意を表したい。

 大阪杯は4月4日。グランアレグリアが新たな偉業を刻むのか、それともコントレイルが新世代の力を見せつけるのか、今からレースが待ち遠しい。

グランアレグリアはアーモンドアイ級!? JRA大阪杯参戦で検証!牝馬マイル王は芝2000mのG1に通用するのか?のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!