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2021.02.04 15:00
グランアレグリアはアーモンドアイ級!? JRA大阪杯参戦で検証!牝馬マイル王は芝2000mのG1に通用するのか?
編集部
そして鞍上は百戦錬磨のクリストフ・ルメール騎手。今年も絶好調でその実力に陰りは見られない。ただ本人はグランアレグリアの距離適性に対して、過去のレースで以下のようにコメントしている。
1600mのデビュー戦勝利後
「距離はもう少し長くても大丈夫」
桜花賞勝利後
「オークスの2400mは難しい」
スプリンターズS勝利後
「マイルがベスト」
サラブレッドは成長によって距離適性が変わってくるものの、このコメントからは1600~1800mあたりがベストで、2000mはギリギリかと思われる。
最後に大阪杯が行われる阪神内回り2000mは、スタートしてすぐにコーナーがあり、また内回りコースのため直線が短い。グランアレグリアは内回り1400mの阪神C(G2)を圧勝しているが、スタートで遅れることも何度かあり、相手のレベルが段違いなこのコースで出遅れは致命的になる。
現状、仕上がり具合などを抜きにして考えると、芝2000mはこなせるものの、スペシャリスト相手には一歩割引というのが正直な印象だ。大阪杯はそのスペシャリストが多数揃う一戦、特に芝1800~2000mがベストのコントレイル相手では、やはり苦戦は免れないだろう。
しかし、近年は距離適性に固執する傾向が強く、こういったチャレンジはなかなか見られなかった。実際に1200mと1600mのG1レースを勝利したロードカナロアやデュランダルであっても挑戦すらしなかった偉業に、牝馬のグランアレグリアが挑むのである。まずはこの時点で陣営の判断に敬意を表したい。
大阪杯は4月4日。グランアレグリアが新たな偉業を刻むのか、それともコントレイルが新世代の力を見せつけるのか、今からレースが待ち遠しい。
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