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武豊騎手「衰えゆく競馬の象徴」を競馬界はどう活かすのか。2016年はその「モデルケース」となった一年 ~2016年競馬界プレイバック2~

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 中央、地方ともに年間売上のアップは間違いないといった状況。世間全体の経済状況から鑑みても「躍進」といえるだけの成長を示すことだろう。その中での「武豊効果」は、決して小さなものではないことは明らかだ。

 何故なら、競馬人気や売り上げの中枢を担う多くのライト層は武豊騎手が今年大活躍したことを知っていても、その一方で昨年よりも30勝少ない年間70勝程度にとどまり、5位だったリーディングもようやくベスト10という状況(度重なる海外遠征による影響も当然ある)を知らないからだ。

 そういった点において「衰えゆく『競馬界の象徴』武豊騎手と今後どう向き合っていくのか」という将来の競馬界の売上や発展を占う意味で、今年の競馬は有効なモデルケースになったことは間違いないといえるだろう。

 無論、これは強引に武豊騎手をプッシュすれば良いという話ではない。競馬はその公正を保っているからこそ面白く、そこにファンがついてくるのだ。

 そういった中で先述したノースヒルズの前田オーナーや北島三郎オーナーのように「勝ち」を目指すことを大前提としながらも「競馬界を盛り上げたい」という心意気で武豊騎手に依頼するオーナーの存在……つまりはただ目先の利益を追うだけでなく、競馬界全体を意識して活動できる人々は、今後の競馬界の大きな支えになるのではないだろうか。

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