真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.12.14 14:40

【徹底考察】朝日杯FS(G1)ミスエルテ「怪物フランケル産駒の2歳頂点完全制圧なるか!ソウルスターリングと”真逆で唯一”の不安点とは…」
監修=下田照雄(栗東担当)
強いて欠点を挙げるとすれば、スピードが豊富「すぎる」こと。父フランケル自身もそうだが、母ミスエーニョはアメリカのAW1400mG1・デルマーデビュタントSの勝ち馬で、スピード>スタミナの血統背景。池江調教師も「とにかく引っ掛かる。使うたびに競馬が難しくなっている」と言っており、将来は短距離に矛先を向けそうだ。
怖いのはマイルへの延長でペースが極端に緩んだときだろう。前走のラップは最初1Fを除くと遅くても12秒フラットで、概ね短距離らしい締まった流れだった。朝日杯FSで中盤に息の入る流れになった場合、ペースの緩急に「引っ掛かる」気性が耐えられるかわからない。それを考えると、2戦目に距離短縮の道を選んだことが正しかったのかどうか。
同じフランケル産駒のソウルスターリングは、逆に距離短縮が課題の1つだったが、ミスエルテはまったく反対の課題を抱えている。そこさえ乗り切れば、フランケルが1年目にして両2歳G1ダブル制覇の栄誉に輝いてもまったく不思議はない。
(監修=下田照雄(栗東担当))
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分