JRA金子真人氏、吉田勝己氏の思惑!? 東京最終週に勝負情報「今週買うべき」東京馬主の地元勝負ネタ、土曜4頭・日曜4頭に注目!
今週は2021年1回東京開催の最終週、土曜日にはダイヤモンドS(G3)、そして日曜日には大一番であるフェブラリーS(G1)と2つの重賞レースが行われる。
JRAは全国で10の競馬場があるが、その競馬場それぞれに馬主協会が存在している。この東京競馬場には東京馬主協会があり、所属する会員は約600名。ディープインパクトの金子真人オーナー、ノーザンファームの吉田勝己氏、ニシノでお馴染みの西山茂行氏、ドクターコパで知られる小林祥晃氏、モハメド殿下のゴドルフィン、さらに横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督も名を連ねている。
そんな大物が揃うこともあり、東京馬主の存在感は増すばかり。そして馬主は基本的に自らが所属する馬主協会の競馬場で勝負をかける傾向にある。自分が所属する競馬場でレースを勝てば、馬主協会から報酬が得られるなどの特典があり、何より他の馬主に対して肩身が狭い思いをすることもないからだ。
現にこの1回東京開催は、先週までに行われた3週間72レースのうち、なんと35レースで東京馬主の所有馬が勝利している。
しかもその内訳も素晴らしい。クイーンC(G3)、共同通信杯(G3)、根岸S(G3)と3つの重賞レースを勝利したほか、6つのメインレースは4勝2着1回という成績。重賞レースは4レースで3勝だから、ほぼ東京馬主の馬が勝利していることになる。
これだけの傾向からも、東京馬主協会に所属する馬主が、地元東京競馬場で大きな勝負をかけるというのはおわかりいただけるだろう。当然最終週となる今週も、今まで同様に東京所属馬主の勝負馬が多数出走する。
今回はその中でも、特に注目してほしい選りすぐりの8頭を紹介しよう。
■土曜の東京馬主勝負馬
・東京7R 4歳以上1勝クラス
ウインドジャマー(多田信尊)
年末年始の中山開催を使わず東京狙い。ルメール騎手は多田オーナー&藤沢厩舎の勝負騎手。
・東京10R 金蹄ステークス
キタノヴィジョン(北所直人)
東京ダート2100mがベストでここは勝機。鞍上も手の内に入れており楽しみな一戦。
・東京11R ダイヤモンドS(G3)
オーソリティ(シルクレーシング)
シルクレーシングは昨年東京の芝で27勝(勝率24.3%・連対率36.9%)。中山では8勝(勝率10.1%・連対率21.5%)とその差は歴然。出走数も抜けて多く東京狙いのクラブ。
ボスジラ(金子真人HD)
金子オーナーは今年東京で5戦2勝、中山で4戦0勝。昨年は東京で13勝、中山で2勝と東京狙いは明白。ダイヤモンドSは過去に2勝の相性。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA武豊が高らかに「勝ち宣言」!? フェブラリーS(G1)「コマッタ君」インティの“前走惨敗”は「悪くない材料」
JRAフェブラリーS(G1)C.ルメールがカフェファラオに「ゾッコン」な理由。馬具の相談、綿密な打ち合わせの裏に、したたかな「野望」!?
JRA M.デムーロ「いいこと聞きました」フェブラリーS(G1)ヘリオスとの初コンビに強力アシスト!? 凱旋門賞(G1)の“恩返し”が勝負のカギ
JRAフェブラリーS(G1)「5年連続」馬券圏内継続中! レッドルゼルorワンダーリーデル、根岸S組で「軸」に据えるべきは……
JRA川田将雅「お墨付き」!? フェブラリーS(G1)オーヴェルニュ「悲願・G1制覇」へ。悲劇の「ドン詰まり」から10年……丸山元気に再び巡るビッグチャンス