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“懐かしき豪快馬主関口房朗のG1制覇”朝日杯フューチュリティステークスの記憶~フサイチリシャール~

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 それにしても豪快な馬主だった。テレビのバラエティ番組で「100万円ショップ」で話題を振りまけば、セレクトセールで落札した3億3000万円馬の命名(後のフサイチジャンク)をダウンタウンの浜田雅功に託した。六本木ヒルズの自宅は金沢から金箔師を呼んで壁中に金箔を張り付け、7000万円の名画が飾られていた。

 馬主となって10年目の1996年に東京優駿(日本ダービー)をフサイチコンコルドで勝ち、2000年にはフサイチペガサスでケンタッキーダービーを制した。日米ダービーを制した日本人という功績は今も破られず、世界の競馬史にその名を刻んでいる。

 それがかつての名物馬主関口房朗氏だ。関口史は人材派遣会社(現メイテック)を設立し、成功するとJRAの馬主資格を取得。馬主になって10年は年間2~3勝という時期が続いたが、社台グループの馬を購入するようになって一変。フサイチカツラがオープンクラスで活躍すると、1996年に初重賞制覇を日本ダービー(フサイチコンコルド)で決めるという離れ業をやってのけた。

 しかしその日本ダービー優勝直後にメイテックの社長を解任され、翌年に関東に進出して新たな人材派遣会社「株式会社ベンチャーセーフネット」を設立。その勢いでセレクトセールで高額馬を毎年のように落札し、競馬ファンから多大な人気を集めた。関口氏はセレクトセールで高額馬を購入することに対し、

「キンコンカンで競馬を盛り上げなきゃいかんだろ」

 と語っていたが、このキンコンカンとは「金近関」のことで、ディープインパクトでおなじみの金子真人氏、アドマイヤでおなじみの近藤利一氏、そして関口房朗氏の頭文字を取ったものであり、普段から金子氏と近藤氏にライバル心を抱いていたようだ。

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