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2021.03.03 19:00

JRA「面目躍如」馬券攻略に見逃せないあの数値が有言実行!? 空気のような存在感も侮るなかれ…… 有効性を証明した東西重賞レコード決着
編集部
トーセンスーリヤ、ウインイクシード、バビットと前に行きたい馬が3頭揃ったことも高速決着に拍車を掛けた。3頭が後続を大きく離す展開となり、1000m通過は57秒8のハイペース。ここまで速い流れになると差し、追い込み馬の台頭も予想された。
しかし、ゴール前で叩き合いを演じたのは、競り合った3頭の直後につけていた4番手のヒシイグアスとケイデンスコールの2頭。いずれも前走重賞勝ちからの臨戦と好調だったとはいえ、それぞれの手綱を執った松山弘平騎手と岩田康誠騎手のレース展開の読みも冴え渡った結果だった。
勝ち時計の1分44秒9は2004年の中山記念でサクラプレジデントがマークしたレコードと同タイムだった。土曜の幕張Sの勝ち時計がマイル戦で1分31秒8だったことを考えると、1800m条件である中山記念との差は1F。ラスト1F13秒を足しても1分44秒8となる計算も成立するだけに、妥当な勝ちタイムともいえそうだ。
奇しくも阪神メインの阪急杯(G3)でもレシステンシアがレコード勝ちしたが、こちらのクッション値は「10.0」と高い数値ながら中山の「12.2」に比べると低かった。それでもレコードが出たのは、例年より見劣るメンバー構成で実質G3級と揶揄された中山記念と、G1馬が3頭の揃った阪急杯とのレースレベルの逆転がこの結果を生んだと考えられる。
これまで空気のような存在感だったクッション値だが、この数字をチェックしていたファンならレコード決着も容易に想像できていたかもしれない。JRAのホームページで確認可能な情報だけに、普段は見ることのない方も参考情報の一つとしてチェックしてみるのもありだろう。
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