GJ > 競馬ニュース > 「面目躍如」あの数値が有言実行!?  > 2ページ目
NEW

JRA「面目躍如」馬券攻略に見逃せないあの数値が有言実行!? 空気のような存在感も侮るなかれ…… 有効性を証明した東西重賞レコード決着

【この記事のキーワード】,

 トーセンスーリヤ、ウインイクシード、バビットと前に行きたい馬が3頭揃ったことも高速決着に拍車を掛けた。3頭が後続を大きく離す展開となり、1000m通過は57秒8のハイペース。ここまで速い流れになると差し、追い込み馬の台頭も予想された。

 しかし、ゴール前で叩き合いを演じたのは、競り合った3頭の直後につけていた4番手のヒシイグアスとケイデンスコールの2頭。いずれも前走重賞勝ちからの臨戦と好調だったとはいえ、それぞれの手綱を執った松山弘平騎手と岩田康誠騎手のレース展開の読みも冴え渡った結果だった。

 勝ち時計の1分44秒9は2004年の中山記念でサクラプレジデントがマークしたレコードと同タイムだった。土曜の幕張Sの勝ち時計がマイル戦で1分31秒8だったことを考えると、1800m条件である中山記念との差は1F。ラスト1F13秒を足しても1分44秒8となる計算も成立するだけに、妥当な勝ちタイムともいえそうだ。

 奇しくも阪神メインの阪急杯(G3)でもレシステンシアがレコード勝ちしたが、こちらのクッション値は「10.0」と高い数値ながら中山の「12.2」に比べると低かった。それでもレコードが出たのは、例年より見劣るメンバー構成で実質G3級と揶揄された中山記念と、G1馬が3頭の揃った阪急杯とのレースレベルの逆転がこの結果を生んだと考えられる。

 これまで空気のような存在感だったクッション値だが、この数字をチェックしていたファンならレコード決着も容易に想像できていたかもしれない。JRAのホームページで確認可能な情報だけに、普段は見ることのない方も参考情報の一つとしてチェックしてみるのもありだろう。

JRA「面目躍如」馬券攻略に見逃せないあの数値が有言実行!? 空気のような存在感も侮るなかれ…… 有効性を証明した東西重賞レコード決着のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!