GJ > 競馬ニュース > クッション値「隠された」視覚トリック!?
NEW

JRAクッション値に「隠された」視覚トリック!? 中山開幕「やや硬め」も、「ガラパゴス化否定」疑惑の試みに早くも矛盾……?

【この記事のキーワード】

JRAクッション値に「隠された」視覚トリック!? 中山開幕「やや硬め」も、「ガラパゴス化否定」疑惑の試みに早くも矛盾……?の画像1

 11日、秋競馬の開幕に合わせ、JRA(日本中央競馬会)が初公開となる「芝のクッション値」を発表した。今週から開幕を迎える中山が「やや硬め」となる10.8(9時測定)、中京が「標準」となる9.9(9時測定)とのことだ。

 JRAの公式ホームページによると「より充実した情報提供を行うことを目的として」今秋から導入されることとなったクッション値。今後、馬券予想にどのような効果を与えるのか、小さくはない注目が集まっている。

 だが、ファンの間では「もう1つの思惑」の方が、むしろ注目されているという。

「表向きは馬券検討の新要素と言われていますが、やはり近年、ファンや一部メディアの間で“超高速化”が度々問題視されている『日本馬場のガラパゴス化』に対する牽制では、と囁かれていますね。

以前から『タイムが速い→馬場が硬い→馬が故障しやすい』という見解があり、『タイムが速い=悪』というイメージがあります。様々な識者や競馬関係者が否定的な見解を発表しているものの、今春も青葉賞(G2)をレコード勝ちしてダービーの有力候補となったオーソリティが直後に故障するなど、ファンの間では疑問として根強く残っているようです。

そんな人々からすると、今回のクッション値発表の背景には『日本の馬場は、世界的な基準から見ても正常である(つまりは速い時計が出るのは、日本の競走馬が優秀なのであって、馬場が硬すぎるわけではない)』ということを証明するJRAの思惑があるのではないか、と囁かれているわけです」(競馬記者)

 実際に、JRAは昨年に事前準備としてイギリス、フランス、香港、オーストラリア、アメリカの主要競馬場で、芝のクッション値を測定。概ねクッション値「7~10」の範囲内という“世界基準”を発表している。

 その上でJRAが発表した【クッション値とクッション性との関係性】は下記の通りだ。

芝馬場のクッション値/馬場表層のクッション性
12以上/硬め
10~12/やや硬め
8~10/標準
7~8/やや軟らかめ
7以下/軟らかめ

 現在、発表されている馬場状態「不良→重→稍重→良」を上回る5段階とあって一見、とても親切な設定に見える。だが前出の記者曰く、仮に日本の馬場が、JRAが公表した“世界基準”の中にあるとすれば、そこには「巧妙な“落とし穴”」があるという。

JRAクッション値に「隠された」視覚トリック!? 中山開幕「やや硬め」も、「ガラパゴス化否定」疑惑の試みに早くも矛盾……?のページです。GJは、競馬、の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬