
JRA弥生賞(G2)ダノンザキッドは無視!? 権利取りを狙う格下馬「激走の法則」を公開!
今週は桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2)、皐月賞トライアルの弥生賞(G2)と重要なレースが行われる。このトライアルレースは3着以内に入れば本番(桜花賞・皐月賞)の優先出走権を獲得できる。つまりこれまで重賞2着以内やオープンで勝てず、賞金が不足していても、ここで3着以内に好走すればG1レースに出走できるのだから、非常に大きな意味を持つレースだ。
仮に本番で勝てなくても、陣営にとってクラシックへ出走することは非常に価値があるもので、結果としてレースの勝ち負けは度外視し、3着以内で権利を狙うという思惑も少なくない。
過去にも賞金不足の馬がトライアルレースで好走し、格下ながら桜花賞や皐月賞に駒を進めた馬が数多くいる。
まずチューリップ賞から検証する。過去10年で、レース前には桜花賞に出走するための賞金が足りなかったものの、このレースで3着以内に好走し桜花賞の出走権を獲得した馬が下記の12頭だ。
2019年
シゲルピンクダイヤ
ノーブルスコア
2018年
マウレア
2017年
ミスパンテール
2016
ラベンダーヴァレイ
2015年
アンドリエッテ
2014年
ヌーヴォレコルト
リラヴァティ
2013年
ウインプリメーラ
2012年
ハナズゴール
2011年
ライステラス
メデタシ
例えば昨年の桜花賞の場合、トライアルレースの権利無しで出走できた最低本賞金額は1100万円。2勝クラスを勝ち上がった、後のオークス3着馬ウインマイティーは900万円で桜花賞に出走できなかった。それを基準にすれば、桜花賞に出走するには最低でも1100万円の獲得賞金が必要で、これは新馬か未勝利を勝利し重賞で2着に入った金額と同程度だ。
今年のチューリップ賞出走馬の収得賞金はメイケイエールが3600万円で、残りはすべて400万円。つまりここで3着以内に入るか、他のトライアルレースで上位に入線するか、別の重賞レースで2着以内に入らなければ、桜花賞の出走はかなり厳しくなる。今年のチューリップ賞は出走頭数的にどの馬にもチャンスがあり、陣営もより力が入るのは間違いない。
そして弥生賞も、下記のように過去10年で何頭も賞金不足馬が3着以内に好走し、皐月賞の出走権を獲得している。
2020年
サトノフラッグ
2019年
メイショウテンゲン
シュヴァルツリーゼ
2017年
マイスタイル
2014年
アデイインザライフ
2013年
カミノタサハラ
ミヤジタイガ
2012年
コスモオオゾラ
2011年
プレイ
そこで過去の傾向から、今年3着以内の出走権獲得が見込める格下馬を探してみた。ぜひ馬券の参考にしていただきたい。
PICK UP
Ranking
11:30更新宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 宝塚記念(G1)武豊の起用は「懲罰交代」が濃厚か…G1初勝利の若手が失った関係者の信頼、師匠の逆鱗に触れた「問題行動」の裏側
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 「16冠ベビー」ソウルスターリングの独裁政権に突如現れた「超大物」ファンディーナ!激動の3歳牝馬クラシック戦線を振り返る
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
関連記事
JRAダノンザキッド勝率「7割超え」で弥生賞(G2)勝てる!? 川田将雅は5年ぶりクラシック制覇も見えて来た…… WIN5購入者を後押しする今年の傾向
JRA弥生賞(G2)大本命ダノンザキッドに「2つ」の死角。馬場悪化なら大荒れ必至!?
JRA【弥生賞(G2)展望】川田将雅ダノンザキッドに襲い掛かる超新星! C.ルメール×手塚貴久厩舎×サンデーレーシングは「あの天皇賞馬」を彷彿?
JRA武豊メイケイエール「実績断然」も課題あり!? エリザベスタワーは新コンビ・川田将雅と巻き返しへ【チューリップ賞(G2)展望】
JRA チューリップ賞(G2)16年ぶりに阪神JF(G1)1~3着馬不在……春のトライアルレースに起きている「変化」とは