GJ > 競馬ニュース > 【フィリーズレビュー(G2)展望】
NEW

JRA【フィリーズレビュー(G2)展望】「九州産馬の星」ヨカヨカVS「極上の末脚」オパールムーン! 展開のカギ握るエイシンヒテン&ポールネイロンにもチャンスあり

JRA【フィリーズレビュー(G2)展望】「九州産馬の星」ヨカヨカVS「極上の末脚」オパールムーン! 展開のカギ握るエイシンヒテン&ポールネイロンにもチャンスありの画像1

 14日、阪神競馬場では桜花賞(G1)トライアル・フィリーズレビュー(G2)が開催される。

 想定段階ではフルゲート18頭に対し、25頭前後の登録が予想され、1勝馬は抽選濃厚。まずは運を味方につけ、ゲートインにこぎつける必要がある。

 1勝馬がひしめくなか、すでに3勝を挙げているヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎)が桜花賞に向けて登場する。

 熊本県の本田土寿牧場で生産された九州産馬の星ともいえる存在で、昨年6月のデビュー戦では、後に京王杯2歳S(G2)を制したモントライゼに競り勝った実力の持ち主だ。その後は、九州産馬限定のフェニックス賞(OP)とひまわり賞(OP)を楽勝。秋にはファンタジーS(G3)と阪神JF(G1)に挑戦したが、いずれも5着に終わった。

 スピード馬がそろった阪神JFでは堂々とハナを切り、最後まで逃げ粘るなど、九州産馬といって侮ってはいけない。休み明けだが、距離を1ハロン短縮して臨む今回は挑戦を受ける立場だ。

 鞍上はデビューから乗り続けていた福永祐一騎手から九州・鹿児島県出身の幸英明騎手に乗り替わる。3日には栗東CWで同騎手を背に1週前追い切りが行われ、古馬1勝クラスの僚馬を7馬身追走から半馬身先着と仕上がりの良さを見せた。

 1月に調教中の事故で安楽死になった同じ熊本県産のルクシオンの思いも背負うヨカヨカ。九州産馬の星として、牝馬クラシック第1弾に向けて、まずは重賞初制覇を狙う。

 そのヨカヨカと2度対戦し、1勝1敗のオパールムーン(牝3歳、栗東・昆貢厩舎)も阪神JF以来の実戦を迎える。

 最初の対戦となったファンタジーSでは、勝ったメイケイエールに3/4馬身差の2着に入り、5着ヨカヨカには0秒3先着。その後、阪神JFでは5着ヨカヨカに0秒1差の6着と先着を許したが、上がりタイムは全体3位をマークした。最大の強みは、直線で見せる極上の切れる末脚だ。

 阪神の内回りコースは直線距離が短いが、フィリーズレビューは差し・追い込み馬の台頭が目立つ。過去10年の勝ち馬11頭の脚質内訳は、逃げ0勝、先行3勝、中団と後方がそれぞれ4勝ずつである(2019年は同着で2頭が優勝)。この傾向通りなら、前で競馬をするヨカヨカを差し切っても何ら不思議ではない。

 鞍上はキャリア36年目の横山典弘騎手が務める。桜花賞には14度騎乗して「0-0-3-11」と縁がないレース。悲願達成に向けて、しっかり権利を確保したい。

JRA【フィリーズレビュー(G2)展望】「九州産馬の星」ヨカヨカVS「極上の末脚」オパールムーン! 展開のカギ握るエイシンヒテン&ポールネイロンにもチャンスありのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  9. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは