
JRA三浦皇成タイムトゥヘヴン「迷走」で存在感なし…… 弥生賞(G2)「前回はハナへ行ったので……」陣営の指示も遠退く「8馬身圧勝」の姿
7日、中山競馬場で行われた皐月賞トライアル・弥生賞(G2)は、横山武史騎手と初コンビのタイトルホルダーが優勝。昨年の東スポ杯2歳S(G3)、ホープフルS(G1)で連敗を喫した1番人気ダノンザキッドに雪辱を果たし、本番となる皐月賞(G1)の有力候補として大きく前進した。
一方、新コンビとなった三浦皇成騎手と挑んだ5番人気タイムトゥヘヴン(牡3、美浦・戸田博文厩舎)だったが、6着と敗れた。
「前回はハナへ行ったので、今回は馬を前に置いてレースをしようと思っていました。前残りのレースを早めに動いて伸び切れませんでしたが、このレースが今後につながってくれればと思います」
レース後にそう振り返った三浦騎手。コメントの内容からも控える競馬は予定通りだったのだろう。次走での巻き返しに含みを持たせたが、目標としていた皐月賞の権利取り(3着以内)に失敗。4戦連続で中山・芝2000mに使われるなど、クラシックを意識していた陣営にとっても厳しい結果となってしまった。
10頭立てのレース。好スタートを決めたタイムトゥヘヴンは、大外10番からC.ルメール騎手のシュネルマイスターを先に行かせる。果敢に先頭を走った前走とは異なり、3番手の好位で追走する。
タイトルホルダーが逃げた展開は1000m通過62秒6のゆったりした流れ。残り600m辺りからシュネルマイスターが動き出すとこれを追撃。4コーナーを過ぎて最後の直線に入り、タイムトゥヘヴンは前を行く2頭を目標に追い出されたが、差は縮まらない。捉えるどころか、後ろにいた馬にも交わされての6着と精彩を欠いた。
一見、何の不利もなくスムーズなレースをしたかに思われるタイムトゥヘヴンだが、能力を発揮し切れなかった疑いもある。
「陣営に好走パターンとなっていた逃げから控える競馬を選択させたのは、前走の京成杯(G3)の敗戦が決め手になったと思います。直線を先頭で迎えたときに外に進路を取ったところを、内からグラティアスに出し抜かれる格好となりました。
2馬身半差の完敗だったこともあり、騎乗していたM.デムーロ騎手にも情状酌量の余地はあったと感じられる敗戦でした。ですが、『目標にされて、足をすくわれた』と戸田調教師が振り返ったように、タイムトゥヘヴン陣営としては少なからず不満もあったようです」(競馬記者)
父ロードカナロアに母はキストゥヘヴンという血統。桜花賞馬の母から切れるイメージの先行するタイムトゥヘヴンだが、デビュー2戦はいずれも切れ不足を露呈する内容で敗れていた。
同馬が大きな注目を集めたのは、昨年末に8馬身差で勝利した未勝利戦の大楽勝だ。芝2000mで2分3秒0の勝ち時計は同日のメインレース、ホープフルSで2着に入ったオーソクレースと同タイム。このときはハイペースで逃げて、そのまま後続を突き放すという肉を切らせて骨を断つような勝ち方だった。
これに対し、京成杯は逃げたとはいえ超スローペースでの敗戦。弥生賞の最終追い切りで、併せた相手を5馬身以上置き去りにしたが、ラスト1Fは13秒を要したことからも、切れ味勝負には不安もあった。
結果論ではあるのだが、切れる脚のないタイムトゥヘヴンにとって正反対となる控える競馬より、前回以上のペースで逃げる競馬の方が向いていた可能性も捨て切れない。
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