GJ > 競馬ニュース > キセキ&M.デムーロ 金鯱賞で王者奪還なるか  > 2ページ目
NEW

JRAキセキ&M.デムーロ、金鯱賞(G2)で王者奪還なるか。菊花賞(G1)制覇後、臥薪嘗胆の3年を経てついにコンビ復活

【この記事のキーワード】, ,

JRAキセキ&M.デムーロ、金鯱賞(G2)で王者奪還なるか。菊花賞(G1)制覇後、臥薪嘗胆の3年を経てついにコンビ復活の画像3

 そんな様々な環境の変化やファンや関係者の想いを背負って臨む金鯱賞。有馬記念以来、約3ヶ月ぶりのレースだ。そして騎手は、かつて菊花賞を共に戦い勝利を収めた盟友デムーロ騎手が想定されている。確定すれば、3年前の宝塚記念(G1)に出走して以来のコンビ復活となる。

 金鯱賞には昨年のジャパンCで争った、三冠牝馬デアリングタクトや2019年の香港ヴァーズ(G1)覇者グローリーヴェイズの出走が決まっているなど、豪華な顔触れが揃っている。それぞれ3着、5着とキセキよりも上位で入線しているので、この2頭の争いになると考えている人も多いことだろう。

 しかし、その考えは早計かもしれない。

 舞台となるのは中京・芝2000m。キセキが2000mで出走した5つのレースでの勝率は40%、複勝率は80%と得意にしている。

 そしてもう一つ注目したいのは、ジャパンCでの走りだ。2000mの通過タイムを見ると1:57.5。実はこのタイムは、アーモンドアイが勝った同年の天皇賞・秋(G1芝2000m)の1:57.8を上回っているのである。

 それを踏まえると、ジャパンCのような走りを見せられれば1着争いも十分に考えられるだろう。また逃げのイメージが強いキセキだが、デムーロ騎手と菊花賞を勝利した際はキッチリと差し切ってのゴールを果たしている。そのため父ルーラーシップ譲りの出遅れ癖がここで出てしまったとしても、展開次第では1着争いに参戦できるのではないだろうか。

 牝馬の時代と言われた2020年。過酷な秋ローテから解放され3ヶ月の休みを経て、ポテンシャルを秘めた牡馬が、かつての盟友デムーロ騎手とともに金鯱賞に臨む。関係者もファンも待ち望んだ菊花賞馬の4年ぶりの復活を、我々はついに目撃することができるかもしれない。

JRAキセキ&M.デムーロ、金鯱賞(G2)で王者奪還なるか。菊花賞(G1)制覇後、臥薪嘗胆の3年を経てついにコンビ復活のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 横山武史「ジョッキーカメラ」はなぜ非公開だったのか? 鬼気迫る川田将雅の大声にビックリも…ナミュール降板で「屈辱」味わった男が迎える正念場
  5. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  9. セン馬の「競走寿命が長くなる」という話は本当か?明け5歳で早くも”引退勧告”を受けたノンコノユメが切ない
  10. JRAファン感でルメール騎手が「ブチギレ」!? フランス語でまくし立て後輩騎手を”ガラス瓶”で殴打!顔面蒼白デムーロ騎手「ウソでしょ……」