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JRA【阪神大賞典(G2)展望】2週連続重賞V武豊ユーキャンスマイルVSコントレイル世代の大物アリストテレス!

 格上挑戦で日経新春杯(G2)を制したショウリュウイクゾ(牡5歳、栗東・佐々木晶三厩舎)も勝機をうかがう。その前走は自己最高馬体重を大幅に更新する512kgで勝利を収めており、5歳を迎えた今がまさに充実期といえるだろう。

 前走は53kgの軽ハンデを生かし、20歳の団野大成騎手が大仕事を成し遂げたが、今回は別定戦のため56kgを背負う。しかも3000mという未知の距離で、不安は尽きない。

 ただし、父オルフェーヴル、母の母の父がダンスインザダークなら、距離が延びてさらにパフォーマンスを上げる可能性もあるだろう。勢いに乗って重賞2連勝はあるか。

 アリストテレスと同世代のディープボンド(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、前走惨敗からの巻き返しを図る。

 昨年の京都新聞杯(G2)制覇後は、日本ダービー(G1)5着、神戸新聞杯(G2)と菊花賞で4着と安定した成績を残していた。ところが、前走の中山金杯では2番人気で14着に惨敗。2か月半と少し間隔を空け、一気に5ハロンの距離延長で上位進出をうかがう。

 この他には、2走前の万葉S(OP)を制したナムラドノヴァン(牡6歳、栗東・杉山晴紀厩舎)。母が牝馬マイル重賞2勝の名牝ダンスインザムードというダンスディライト(牡5歳、栗東・松永幹夫厩舎)。菊花賞5着のブラックホール(牡4歳、美浦・相沢郁厩舎)などが出走を予定している。

「長距離戦は騎手で買え」という格言通りなら、目下2週連続重賞制覇中の武騎手騎乗のユーキャンスマイルとリーディング独走中のルメール騎手騎乗のアリストテレスで平穏に収まりそうだが、果たして……。発走は21日15時35分の予定だ。

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