JRA【高松宮記念(G1)展望】武豊レシステンシアVS川田将雅ダノンスマッシュVS福永祐一インディチャンプ!3強に割って入る「あの馬」たちにも注目

いよいよ春本番を迎え、JRAでは本格的なG1シーズンが到来する。第1弾は、電撃の6ハロン戦、高松宮記念(G1)だ。
フルゲート18頭に対し、23頭が特別登録済み。上位陣の実力は伯仲しており、展開によっては伏兵陣にも台頭のチャンスはありそうだ。
スプリント戦未経験ながら、1番人気に支持されそうなのがレシステンシア(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)だ。2019年暮れに阪神JF(G1)を制し、昨年は桜花賞(G1)とNHKマイルC(G1)で連続2着と同世代相手に快速ぶりを発揮してきた。
その後、軽度の骨折明けで臨んだマイルCS(G1)は、単騎逃げの形に持ち込むも、8着に敗退。一息入れて、2月の阪急杯(G3)で始動すると、マイペースの逃げを打って、1年2か月ぶりとなる勝利を手にした。
前走からさらに1ハロン短縮して臨む初スプリント戦の鞍上に指名されたのは、3度目の騎乗となる武豊騎手だ。武騎手は高松宮記念で通算「2-1-1-9」。2005年アドマイヤマックス、07年スズカフェニックスで勝利を挙げているが、中京競馬場改修後は7戦連続で着外と相性は良くない。昨年に至っては、アイラブテーラーに騎乗し、13秒2差で惨敗という屈辱を味わった。
デビューから8戦のうち5戦で逃げているレシステンシアだが、武騎手が騎乗した2回はいずれも控える競馬をしている。快速モズスーパーフレアが逃げることはまず間違いなく、レジェンド騎手の出方に注目が集まる。武騎手の判断がレース展開のカギを握りそうだ。

そのレシステンシアを前に見ながらの競馬が予想されるダノンスマッシュ(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎)は、前走の香港スプリントで悲願のG1制覇を果たした。
鞍上はR.ムーア騎手から川田将雅騎手に戻り、今度は国内G1制覇の悲願達成を狙う。これまで国内では重賞6勝を誇るも、国内G1は6連敗中。昨秋のスプリンターズS(G1)では、ハイペースを先行。4番手から早めに抜け出したが、グランアレグリアの異次元の末脚に屈した。
3か月半ぶりの実戦を迎えるが、調整は順調。1週前には栗東坂路で4ハロン50秒6をマークし、休み明けでも力を発揮できる状態に仕上がっている。
このレースは過去2戦して4着、10着と相性はイマイチ。ただ、同コースで行われた3走前のセントウルS(G2)は快勝している。香港帰りで成長した姿を見せることはできるか。
PICK UP
Ranking
23:30更新
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
関連記事

JRA横山典弘で「思った通りに」!? 高松宮記念(G1)G1勝利から「23年」非情の乗り替わりは吉か凶か……マジックに魅せられた陣営の想い

JRA C.ルメール高松宮記念(G1)捨てても手放したくない「怪物」の存在!? 武豊レシステンシアの裏で自身は「不参戦」濃厚の怪

JRA何故C.ルメールではなく「武豊」なのか。高松宮記念(G1)レシステンシアで敗れれば「G1・30連敗」の屈辱に

JRA北村友一「迷いなし」も嬉しい悲鳴!? 高松宮記念(G1)最有力レシステンシアと「コンビ解散」の理由

「追試失敗」インディチャンプ高松宮記念(G1)に暗雲!? 元JRA安藤勝己氏「自分から動く展開は向いてない」…… 前哨戦連敗で距離短縮に適性外疑惑
















