
JRA 桜花賞「話題先行」白毛馬ソダシが“反逆”のクラシック制覇! 吉田隼人「見返してやろうと」数字には表れない2歳女王の確かな「成長」とは
11日、阪神競馬場で行われた牝馬クラシック第1戦・桜花賞(G1)は、2歳女王ソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎)が勝利。デビューからの無敗街道を「5」に伸ばした。
「はい! 最高に気持ちいいです!」
2007年のホワイトベッセルによる初勝利から14年。白毛の継承者ソダシが、ついにクラシックの重い扉を開いた。
18頭立ての芝1600mのレース。抜群のスタートを決めたソダシはハナに立つ勢いだったが、ストゥーティがそれを制して先頭へ。主戦の吉田隼人騎手は上手く前に壁を作ることに成功し、ソダシは得意の好位からの競馬となった。
34.1秒で通過した600mを越えた辺りで、メイケイエールが我慢しきれずにハナへ。レースは3、4コーナーからじょじょにペースが上がって行く。
最後の直線を迎えると、前にストゥーティとメイケイエールの壁があったソダシだが、外を走っていたジネストラに軽く接触するような格好で進路を確保すると、一気に先頭へ。最後は大外から1番人気のサトノレイナスが強襲したが、クビ差しのぎ切った。
「やりましたね、ちょっと感動的なレースでした。週末の阪神は好タイムが連発する絶好の芝コンディションで、外差しが数多く決まっている状況。吉田隼騎手も『高速馬場なので、ちょっと分が悪いかな』と話していたこともあって、前日まで1番人気だったソダシですが、レース直前でサトノレイナスと人気が逆転。無敗の2歳女王にもかかわらず、2番人気に甘んじていました。
吉田隼騎手も『周りからもやっぱり(白毛馬という)話題だけで「本当に強いのか」といった感じで見られていましたし、なんとか見返してやろうという気持ちでした』とレースを振り返っていた通り、今回はまさに周囲の評価を見返したレース。恐れ入りました!(笑)」(競馬記者)
そこには馬体重こそ増減なしだったが、2歳女王の「数字には表れない成長」があったという。
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