GJ > 競馬ニュース > メイケイエール「迷惑大暴走」止まらず最下位…  > 2ページ目
NEW

JRA 桜花賞(G1)武豊の代打・横山典弘、無念の戒告処分。池添謙一「あれで気持ちが切れた」3番人気メイケイエールの「迷惑大暴走」止まらず最下位……

【この記事のキーワード】, ,

 ほぼ最後方からのスタートとなったメイケイエールだが、首を左右に激しく振り、まったく折り合いがつかない状態……。

 このままでは前の馬に激突せんばかりの勢いだったため、横山典騎手がやむなく強引に外に出そうとしたが、近くを走っていたミニーアイルの進路がやや狭くなったり、ソングラインに至っては接触があってややバランスを崩すシーンがあった。

 それでもなんとか外に出たメイケイエールは、そのまま折り合いがつかずに一気にハナへ。先頭で最後の直線を迎えたものの、すでに余力は残っておらずズルズルと後退……結局、最下位でゴールした。

「馬群の中からレースを進めたものの、道中で折り合いがつかずに仕方なくハナへといった流れは、前走のチューリップ賞(G2)とまったく同じ。言ってしまえば、なんの進歩も見られないレースになってしまいました。

今回は負傷の武豊騎手に替わって、経験豊富な横山典騎手に託されましたが、レース前に描いていたであろう様々なプランも『スタートも前回くらい出てくれたらと思っていたけど……』との言葉通り、あれだけ出遅れてはすべて白紙になったと思います。

能力的に最下位に敗れるような馬ではありませんし、結果だけを見れば同着1位だったチューリップ賞よりも『さらに深刻な状況になった』と述べざるを得ません。今後が非常に心配になるレースでした」(競馬記者)

 これにはミニーアイルの藤岡康太騎手が「向こう正面で(メイケイエールに)寄られた時もリズムを壊さず走れていましたが……」と言えば、ソングラインの池添謙一騎手も「あれで気持ちが切れてしまった感じ」と無念のコメント。

 この結果、メイケイエールはJRAから「ハミ受けが不良となった」として平地調教再審査、鞍上の横山典騎手にも「向正面で外側に斜行した(被害馬:14番ミニーアイル・16番ミニーアイル)」として戒告を受けることに。

 今後は、5月に復帰予定の武豊騎手の手に戻ることが濃厚だが、課題克服はまだまだ道のりが遠そうだ。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

JRA 桜花賞(G1)武豊の代打・横山典弘、無念の戒告処分。池添謙一「あれで気持ちが切れた」3番人気メイケイエールの「迷惑大暴走」止まらず最下位……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛