最終週の中山ダートに穴馬ズラリ! 今週の高額万馬券狙いレースはコレだ!
皐月賞(G1)が行われる今週は、2開催8週間行われた春の中山開催最終週でもある。
この週末が終わると、次の中山開催は秋の9月11日からなので、その間は中山コースを得意とする馬はレースを使えない。ゆえに、この開催最終週に力が入る陣営も多い。そして時に人気薄で、意外な好配当を呼んでくることもある。今回はそんな中山最終週に合わせて出走する人気薄馬に照準を合わせ、高額万馬券を狙いたい。
中山で特に特殊なのはダート1200mだ。芝スタート・ダート1200m・小回り・右回り・短い直線・直線の坂と、全国でも特別な条件が揃っている。そして東京のダートは不向きで中山こそという馬も多い。今週もそんな狙い馬が多数出走するので、この条件に絞ってチェックしてみた。
まずは今年の2回中山・3回中山で行われたダート1200mにて、8番人気以下の人気薄で馬券に絡んだ馬を見てみる。すると特別戦で8番人気以下の馬が3着以内に好走したのは1度のみなので、特別戦の検証は無し。さらに今週ダート1200m戦がない3歳1勝クラス、牝馬限定の1レースしか組まれていない4歳以上2勝クラスも外す。
以上を踏まえ、今週の高額万馬券狙いレースは、3歳未勝利と4歳以上1勝クラスの中山ダート1200m戦だ。
この条件で目立つのは減量騎手の活躍。特に3キロ減の若手への乗り替わりが狙い目。そして前2走とも2桁着順は除外で、キャリア1戦やここが初出走という馬も消しだ。
さらに下級条件の平場戦ゆえのポイントとして、中堅以下の騎手に注目。後半の特別戦や3歳戦では活躍の場が少ない、リーディング下位の騎手が狙いだ。波乱が起きやすいこの条件で力が入る要因といえるだろう。
また厩舎も同様に中堅厩舎がほとんど。12頭の激走馬のうち4勝以下の厩舎が11で、そのうちレース時点でまだ1勝しかしていない厩舎も6つあった。一方で藤沢厩舎、国枝厩舎、木村厩舎、堀厩舎など関東のトップトレーナーはゼロ。やはりこの条件は中堅以下の厩舎が激走しやすい条件といえる。
次に3歳未勝利に関して言えば、すべての激走馬がそれまで中山や東京コースで1度も馬券圏内への好走がなかった。これまで激走していなかった馬が、この条件で一変しているということも覚えておこう。
一方で4歳以上1勝クラスでは、どの馬も過去に中山ダート1200mで3着以内の実績がある。特に約1年以内の好走歴が重要だ。これらの状況から穴馬の要素は以下の通り。
■中山ダート1200mの激走条件
・減量騎手
・未出走馬は消し
・キャリア1戦は消し
・前2走とも2桁着順は除外
・リーディング下位の騎手(0勝以外)
・リーディング下位の厩舎(0勝以外)
・3歳未勝利=中山・東京で3着以内の好走歴無し
・4歳以上1勝=約1年以内に中山ダート1200mで3着以内あり
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛