GJ > 競馬ニュース > 騎手リーディングの「秘訣」
NEW

ルメール騎手も武豊騎手の”二の舞”? 「2017年リーディング」予測に見える、現代版・騎手リーディング獲得の「秘訣」とは

【この記事のキーワード】, ,
keiba0210gjxs.jpg

 3日開催となった最終週までもつれ込んだ昨年のリーディング争い。C.ルメール騎手と戸崎圭太騎手との一騎討ちは、歴史的な大逆転勝利で戸崎騎手に軍配が上がった。

 これで3年連続のリーディング獲得。特に今年は自己記録を大きく更新する187勝を上げているだけに、まさに「戸崎時代」の到来を思わせる快挙。

 だが、その実情は周囲が思っているほど楽観視できるものではないようだ。

 実際に最終週を迎えるまでは、ルメール騎手が1勝リードした状況だった。それも、もしルメール騎手がリーディングを獲得していれば、最高勝率と最多勝金のタイトルと合わせた3冠、つまりは騎手最高の栄誉となる「騎手大賞」を手にするところだったのだ。

 ちなみに騎手大賞は2006年に武豊騎手が手にして以来、10年間受賞者が出ていない。騎手大賞制度が生まれた1987年以降でも岡部幸雄元騎手と武豊騎手の2人しか受賞者がいない、まさに究極の騎手賞でもある。

 昨年は、そんな騎手大賞をあわやルメール騎手に獲られる寸前だったということだ。

 したがって、今年のリーディングの大本命は当然ルメール騎手と考えるのが妥当だろう。昨年はプライベートで休暇を取るなど、騎乗しない時期もあったルメール騎手。1勝差でリーディングを逃した事実は相当悔しいはずで、今年は年頭からエンジン全開で勝ち星を量産してもおかしくはない。

 武豊騎手しか成し得たことがない「年間200勝」越えも十分あり得るのではないだろうか。

「今年は昨年3位の川田騎手がリーディング獲得に向けて俄然やる気になっています。先日もサンケイスポーツの取材を受けて『目指すところはリーディング』と断言。昨年は勝ち星も勝率も獲得賞金も、すべてキャリアハイでした。

 重賞も日本ダービーを筆頭に、12勝と大きな飛躍を遂げた一年。騎乗が確約されているわけではありませんが、サトノアラジンやマカヒキ、シュウジにミスエルテとG1級の素材が揃ってきた感があります。今年の大暴れが期待できますね」(競馬記者)

ルメール騎手も武豊騎手の”二の舞”? 「2017年リーディング」予測に見える、現代版・騎手リーディング獲得の「秘訣」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 「ユタカァ、あけろー!」藤田伸二氏が明かした“恐喝”日本ダービー制覇の裏話…“怒り心頭”武豊から掛けられた恐怖の言葉とは
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
  7. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 【東京大賞典(G1)展望】国内制圧へ、世界のフォーエバーヤング登場! 昨年1、2着ウシュバテソーロ&ウィルソンテソーロなど豪華メンバー集結
  10. 「4億超え」WIN5にまた怪現象?キャリーオーバー夢見るファンを絶望させた「謎の人物」とは