
JRA NHKマイルC(G1)武豊×アーリントンC覇者ホウオウアマゾンが新コンビ結成! 「つらい競馬でした」矢作芳人厩舎とのコンビに思い出される昨年13着大敗の悲劇
24日、5月9日に東京競馬場で行われるNHKマイルC(G1)の有力馬ホウオウアマゾン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、武豊騎手と新コンビを結成することがわかった。
「元々、ホウオウアマゾンの主戦は松山弘平騎手でしたが、香港のクイーンエリザベス2世C(G1)に出走するデアリングタクトに騎乗するために遠征中。帰国後は自主隔離があるため、今年のNHKマイルCには騎乗できません。
また、松山騎手の“代打”としてアーリントンC(G3)を快勝した川田将雅騎手は、朝日杯フューチュリティS(G1)の覇者グレナディアガーズに騎乗するため、武豊騎手にチャンスが巡ってきました」(競馬記者)
昨年12月の朝日杯フューチュリティSを9着に敗れたものの、17日のアーリントンCを1番人気に応えて快勝し、NHKマイルCの最有力候補の1頭に躍り出たホウオウアマゾン。
来週からの復帰が予想される武豊騎手にとっても、2006年ロジック以来のNHKマイルC制覇のチャンスが巡ってきた格好だが、レジェンドジョッキーにとっては昨年のリベンジも兼ねた一戦になりそうだ。
「ホウオウアマゾンの矢作芳人厩舎と武豊騎手といえば、昨年のNHKマイルCに挑戦したサトノインプレッサが思い出されます。デビュー3連勝で毎日杯(G3)を快勝し、本番でも3番人気に推された同馬ですが、後方からの末脚不発で13着に大敗……。
次走、坂井瑠星騎手に乗り替わって日本ダービー(G1)で4着に善戦したことで、NHKマイルCの大敗がより注目される結果となってしまいました。武豊騎手も覚えているでしょうし、今年のホウオウアマゾンには力が入るでしょうね」(同)
桜花賞(G1)をデアリングタクトが、皐月賞(G1)をコントレイルがそれぞれ無敗で勝利していた流れもあって、同じく無敗の重賞ホースとして期待が集まっていたサトノインプレッサ。
武豊騎手も自身の公式ホームページで「G1でも大いに楽しみはあると思っています」と期待を寄せていたが、8枠17番という外枠の上に、前残り傾向の馬場コンディションもあって13着に大敗した。
思わぬ大敗には武豊騎手は「つらい競馬でした」とコメント。前走を2番手から快勝したホウオウアマゾンなら、昨年と同じ轍は踏まないはずだ。
(文=大村克之)
<著者プロフィール>
稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。
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