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JRA 藤沢和雄調教師「ラストイヤー」ダービー見学危機!? 青葉賞(G2)キングストンボーイ権利取り不可避も頼みのC.ルメールは確保失敗

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JRA 藤沢和雄調教師「ラストイヤー」ダービー見学危機!? 青葉賞(G2)キングストンボーイ権利取り不可避も頼みのC.ルメールは確保失敗の画像1

 5月1日、東京競馬場で行われる第28回青葉賞(G2)は、2着までの馬に日本ダービー(G1)の優先出走権が与えられるトライアルレースだ。

 キングストンボーイ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は共同通信杯(G3)4着後、皐月賞トライアルをパスし青葉賞に標準を定めてきたが収得賞金は900万円。そのため、ダービー出走にはここで2着以内に入るのが絶対条件となる。

 管理する藤沢和雄調教師は来年2月に定年を迎えるため、今年が最後のクラシック挑戦となる。JRA・G1通算32勝を挙げている名伯楽であるが、ラストイヤーの「ダービー不出走」はできれば避けたいところだろう。

 師のラストイヤーを後押しするがごとく、今年の藤沢和厩舎は、超豪華ラインナップの3歳世代が揃っていた。

 中でも期待されていたのは、2014年の桜花賞(G1)の勝ち馬であり、凱旋門賞(G1)でも6着に入ったハープスターの全弟アークライト。キャロットクラブで総額1億2000万円で募集され、「トップトレーナー最後のクラシックロードでタッグを組むだけの逸材」とも紹介されていた期待馬だった。

 しかし、現在のところ5戦して未勝利。クラシック戦線どころか未だ1勝すら挙げられていないというのは、さすがに誤算だったかもしれない。

 もう1頭、アークライトと同じく藤沢和師のラストイヤーにダービー制覇を期待されていた馬がいる。2017年のダービー馬であり、藤沢和師にとっても初のダービー制覇となったあのレイデオロの全弟、アルマドラードである。初めてダービーを制した馬の全弟で、調教師人生最後の年にダービーを制したらさぞかしドラマチックなものになるだろうと想像はしたが、やはり現実はそう甘くはなかったようだ。

 同馬は現在のところ3戦して未勝利。もはやダービー出走は絶望的である。なお、キャロットクラブで募集された同馬の価格は、アークライトよりも高い1億4000万円。陣営にとっても出資者にとってもさぞかし頭の痛いことであっただろうことは想像に難くない。

 ダービー制覇を期待されていた上記2頭が「大コケ」してしまったため、まだチャンスが残っているキングストンボーイにかかる期待はより大きくなる。

「藤沢和調教師のクラシック最後の年になるということで、話題にもなりましたが、桜花賞、皐月賞(G1)ともに送り込んだ馬はゼロ。オークス(G1)に出走できそうな馬も今のところ見当たらず、春のクラシック出走はキングストンボーイ頼みの現状です」(競馬誌ライター)

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 なお、青葉賞でキングストンボーイの手綱を取る予定のC.ルメール騎手は、ダービーではサトノレイナスに乗ることが決まっている。仮に権利が取れたとしても本番でルメール騎手×藤沢和師の黄金タッグは見られないが、まずは無事に権利を獲得し、ダービーの舞台で藤沢和師の姿が見られることに期待したい。

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