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JRA 浜中俊「背筋が凍るような感覚」命に関わる北村友一の落馬! ヴィクトリアマイル(G1)武豊とレシステンシアの「複雑な巡り合わせ」

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JRA 浜中俊「背筋が凍るような感覚」命に関わる北村友一の落馬! ヴィクトリアマイル(G1)武豊とレシステンシアの「複雑な巡り合わせ」の画像1

 16日、東京競馬場では古馬牝馬によるマイルG1・ヴィクトリアマイルが行われる。

 G1・2勝目を目論んだ高松宮記念でダノンスマッシュの2着に敗れたレシステンシア(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)は、主戦の北村友一騎手と春のマイル女王の座を狙っていたが、今月2日の阪神2Rで北村友騎手が落馬。椎体骨折・右肩甲骨々折の重傷を負ってしまった。

 この落馬に関して、高松宮記念でレシステンシアの手綱を執っていた浜中俊騎手は、『中日スポーツ』で連載中の自身のコラム『浜中俊コラム』にて、「命に関わる危険な落ち方だった」と語っている。

 同レースで浜中騎手の騎乗はなかったが、命に関わるような非常に危険な落ち方だったのをパトロールビデオで確認し、背筋が凍るような感覚に襲われたという。

「浜中騎手は19年の京阪杯(G3)で落馬した際、14ヶ所を骨折する重傷を負っており、また16年には未勝利戦で騎乗した馬が逃避して外ラチに激突、『死んだかと思った』と振り返ったほどのアクシデントもありました。自身も命に関わるような危険な落馬事故に遭っているため、今回の北村友騎手の落ち方を見て、経験的に『危険』だと感じたのかもしれません」(競馬記者)

 時間を置いてから、北村友騎手と連絡を取ったという浜中騎手。複数箇所を骨折し、長期離脱は避けられないものの、意識ははっきりし、命に別状もないということで胸を撫で下ろしたようである。

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 このため、レシステンシアは必然的に北村友騎手から乗り替わりとなるが、ヴィクトリアマイルでは前走で手綱を取った浜中騎手ではなく、武豊騎手とのコンビが発表されている。

 元々、ドバイ遠征する北村友騎手に代わり、高松宮記念でレシステンシアとコンビが予定されていた武豊騎手だが、高松宮記念の前の週に右足甲を負傷。急遽、浜中騎手が代役を務めるという背景があった。

 今回、再び北村友騎手に手綱が戻るレシステンシアだったが、その北村友騎手が負傷。前走で代打を務める予定だったものの、負傷により叶わなかった武豊騎手に、再び代打が回ってくるという複雑な巡り合わせとなっている。

 今月1日に負傷から復帰した武豊騎手。復帰戦をいきなり白星で飾るなど、さすがの役者ぶりを披露したが、春の天皇賞(G1)はディバインフォースで15着。先週のNHKマイルC(G1)では、4番人気のホウオウアマゾンに騎乗するも9着と人気を裏切っている

 レシステンシアと共に結果を残し、完全復活をアピールすると共に、休養中している北村友騎手に少しでも良い報告ができることに期待したいところだ。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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