GJ > 競馬ニュース >  武豊「気持ちよかった」“東京専用機”の独走劇!
NEW

JRA 武豊「気持ちよかった」女傑ウオッカと決めた“東京専用機”の独走劇! ヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイを凌ぐ7馬身差の伝説

【この記事のキーワード】, ,

JRA 武豊「気持ちよかった」女傑ウオッカと決めた東京専用機の独走劇! ヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイを凌ぐ7馬身差の伝説の画像1

 2日の天皇賞・春(G1)から始まった怒涛の6週連続G1開催は、NHKマイルC(G1)を終えて残るは4週。今週は東京競馬場で古馬牝馬のマイル王決定戦・ヴィクトリアマイル(G1)が開催される。

 昨年はこのレースから始動したアーモンドアイが、2着サウンドキアラに4馬身の差をつけて圧勝。ほぼ馬なりで先頭に立つと、ノーステッキで後続を突き放す圧巻のパフォーマンスを披露した。

 牡馬相手にG1勝ち星を量産する最強女王の参戦に「反則ではないか」という声もあったほどだが、牝馬相手のレースでは一頭だけ「モノが違った」といえるワンサイドゲームとなった。

 だが、アーモンドアイが2着馬につけた「4馬身」を、さらに上回る「7馬身」の差をつけて圧勝したのが2009年の優勝馬ウオッカだった。

 ウオッカは全成績【10.5.3.8】に対し、東京限定では【6.3.2.1】と半数以上の勝利を挙げた。得意舞台を徹底して狙い撃ちした陣営の戦略から一部のファンからは「東京専用機」ともいわれた東京巧者だった。

 そんなウオッカもそれまでの蹄跡は、すべてが順調だった訳ではない。

 2006年の阪神JF(G1)でアストンマーチャンを撃破してG1馬に輝いたが、後の宿敵ダイワスカーレットと2度目の対決となった桜花賞(G1)で2着に敗れた。オークス(G1)ではなく日本ダービー(G1)に挑戦し、牝馬による64年ぶり制覇という偉業を達成したものの、勇躍挑んだ宝塚記念(G1)で8着に惨敗した。

 秋は秋華賞(G1)に出走したが、ライバル・ダイワスカーレットに桜花賞に続いて後塵を拝するどころか、伏兵レインダンスにすら後れを取って3着に完敗。巻き返しを図ったエリザベス女王杯(G1)も右寛ハ行のために取消となり、ダービーと同じ舞台のジャパンC(G1)ではアドマイヤムーンの4着に終わった。

 この頃のウオッカ陣営は、有馬記念(G1)や京都記念(G2)に出走していたように、まだ試行錯誤の段階にあった。

 転機となったのは2008年の春、ドバイデューティーフリー(G1・現ドバイターフ)を4着と敗れた辺りからだろう。このレースから陣営は国内では東京のみ、海外でも左回りのドバイを選択。ここから現役引退までの14戦を東京で10戦、ドバイで4戦という徹底ぶりだった。

 得意の東京で安田記念(G1)を勝利してダービー以来のG1勝利の美酒に酔うと、同年秋の天皇賞(G1)では天敵ともいえたダイワスカーレットとのデッドヒートを2cm差で制したウオッカ。

 前年はエイジアンウインズの2着に敗れた翌年のヴィクトリアマイルで圧倒的パフォーマンスを披露した。

JRA 武豊「気持ちよかった」女傑ウオッカと決めた“東京専用機”の独走劇! ヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイを凌ぐ7馬身差の伝説のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  2. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  5. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  6. JRA 武豊「因縁」オーナーと5億円の復縁!? ワールドプレミア降板劇から突然の大物騎乗依頼、両者に交錯する「思惑」とは
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
  9. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは