
JRA 「億超え」連発WIN5に阿鼻叫喚の嵐!? 大本命ソダシ敗れてもキャリーオーバーなし、早くも今年4度目の「億り人」が誕生
わずか2票の的中で払戻は約3億円というドリーム配当となった16日のWIN5。その熱気も冷めやらぬ中、23日にもまた競馬ファンにとって衝撃の結末が待ち構えていた。
前回は絶対的マイル女王・グランアレグリアが単勝1.3倍に応えて勝利したにもかかわらず、16番人気コロラトゥーレが大波乱を演じたこともあって払戻は、なんと3億591万1340円。今回も競馬ファンから大きな注目が集まった。
対象レースとなったのは中京、新潟、東京の5レース。
1つ目の中京10R鳳雛S(L)から不穏な予兆はあったのかもしれない。前走のUAEダービー(G2)で世界の強豪相手に4着に好走したタケルペガサスが2.8倍の1番人気に支持されたが、これを3馬身差で置き去りにした5番人気ウェルドーンが快勝。これで総票数777万3775票(7億7738万円)から95万7599票まで減った。
2つ目の東京10RフリーウェイS(3勝クラス)でも、1番人気ショウナンアオゾラが伸びを欠いて5着に敗れる。2着3着と同タイムのクビ、ハナ差の大接戦を制したのは直線13番手から馬群を縫うように抜け出した2番人気リアンティサージュだった。上位人気馬が勝利したことで生存はまだ15万9537票。ここまではWIN5で比較的よくあるケースだったといえる。
だが、状況を一変させたのが3つ目の対象レース新潟11R韋駄天S(OP)だ。一昨年、昨年の同レースを連覇し、3連覇を狙うライオンボスが1番人気。ここまで新潟の千直を4勝2着2回と完璧な成績を誇っていた同馬だが、9着と初めて大きく崩れた。
それでも3番人気ケイアイサクソニーが抜け出し、大勢決したかというところで馬群を切り裂いて伸びたのが14番人気の超人気薄タマモメイトウだった。初の千直挑戦ながら抜群の適性を見せた大穴に多くのWIN5購入者は阿鼻叫喚。生存は15万9537票から一気に557票まで激減した。
さらに4つ目の中京11R大垣S(3勝クラス)は、3番人気までの馬が2~4着に来たものの、6番人気の伏兵デンコウリジエールが快勝。これにより、生存票は557からいよいよ29票まで減少した。
そして迎えた最終関門。5つ目の東京11Rオークス(G1)は単勝1.9倍のソダシが登場。昨年のデアリングタクトに続く無敗二冠が期待されたものの、直線で止まって8着に敗退。3番人気ユーバーレーベンが勝利したとはいえ、圧倒的1番人気馬の敗戦にキャリーオーバーへの期待も高まった。
WIN5を購入していないファンにとっても気になるこの日の結果は2票の的中があり、払戻はなんと2億7208万2120円。前回に続いて2週連続の“億り人”が誕生する結果となった。
それにしても今年のWIN5は「史上最高レベル」と言っても過言ではない荒れ具合ではないだろうか。今年に入ってこれで早くも4度目の「億超え」配当。しかもこれだけ「荒れ放題」なのにキャリーオーバーはまだ発生していないというのだから恐ろしい。
超高配当の波乱の翌週は堅い決着となるというジンクスは、もはや遠い昔の話かもしれない。
(文=黒井零)
<著者プロフィール>
1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。
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