JRA 日本ダービー(G1)エフフォーリアは「▲」好枠ゲットに「単勝108倍」の歓喜再び!? サトノレイナスはご遠慮いただき期待の2頭で万馬券
陣営は「牡馬に交じっても華奢という感じはしませんし、調教過程にも狂いはありません。以前より筋肉の張りが出てパワーアップしてきましたよ。牝馬で斤量面は有利ですし、府中の長い直線もこの馬にとっては好材料です。あとはルメールさんにお任せしますよ」と鞍上の手腕に期待する。
C.ルメール騎手が前走も騎乗していた馬は、サトノレイナスに加えグレートマジシャンとアドマイヤハダルもいる。グレートマジシャンもこれまでの成績を考えれば強い馬だけに、それでもサトノレイナスに騎乗するあたり能力が通用する可能性は高そうだ。
ただ、不運なことに8枠16番。ロスを強いられる競馬になることは否めない。ただ、道中のペースが緩むようなら、2017年のレイデオロで見せた向正面での捲りなどもルメール騎手なら考えられる。人気する1頭だが、念のため押さえておく。
なお、人気しそうなところでは10番シャフリヤール、12番ワンダフルタウン、13番グレートマジシャン、14番タイトルホルダーを「消し」とした。見ての通り、4頭ともに真ん中より外の枠であることが理由の1つ。
その上でシャフリヤールは、共同通信杯(G3)でヴィクティファルスにも敗れる3着だった。そのシャフリヤールに毎日杯(G3)で敗れたグレートマジシャンは戸崎圭太騎手へと乗り替わりは、さすがにマイナスだ。
ワンダフルタウンは今回のメンバーでラーゴムとバスラットレオンに勝利したのみ。タイトルホルダーは前述の通り、皐月賞の中山2000mで内々を立ち回ったアドバンテージもあったように感じる。
もちろん、どれも能力上位であることは間違いないだろうが、人気の妙味を考えればバッサリと切ってしまいたい。
以上を踏まえ、印は以下の通り。
◎7番グラティアス
○5番ディープモンスター
▲1番エフフォーリア
☆4番レッドジェネシス
△8番ヨーホーレイク
△16番サトノレイナス
馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも押さえておく。
三連複 フォーメーション
◎○▲-◎○▲-◎○▲☆△△ 10点
ワイド ボックス
◎○▲☆ 6点
今回、エフフォーリアが来るのは仕方ないとして、穴を狙う上でも皐月賞組に注目した。グラティアス、ディープモンスターは、どちらも比較的いい枠を引いただけに、可能性はあると思うのだがどうだろうか。
レッドジェネシスは恐らく人気もないだけに、念のためワイドボックスに。三連複ではグラティアス、ディープモンスターからレッドジェネシス、ヨーホーレイクなら特大万馬券も……いや、サトノレイナスでもかなりつくはずだ。
とはいえ、さすがにこれは「取らぬ狸の皮算用」と言われても仕方ないか……。押さえはしたがサトノレイナスにはできればご遠慮いただきたいところで、エフフォーリアから人気薄2頭の決着を期待したい。(文=宍戸ハレ)
<著者プロフィール>
競馬好きというよりは予想好き。知的推理ゲームをこよなく愛する馬券狂である。券種は基本的に三連複とワイドだが、的中率より回収率重視で軸は殆ど人気薄という生粋の穴党。馬券が当たると異様にテンションが上がるも、年に数回だけという悲しい現実と向き合っている。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!