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帝王賞(G1)強い地方馬はカジノフォンテンだけじゃない!? JRA勢より怖いのはミューチャリー、同期のライバルが身につけた新たな戦法とは

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 それが、捲りである。

 同馬の弱点の1つに道中で位置を取りに行くと終いの脚が鈍くなる点があった。昨年の川崎記念(G1)では好位でレースを進めたが自慢の末脚が不発に終わった。そのため、どうしても直線一気の競馬に徹する他なかった。

 しかし、大井記念では勝負どころで徐々に位置を上げて、4コーナーでは2番手まで浮上。直線に入ると更に加速し、2着に6馬身差をつける圧勝。相手が南関東競馬所属馬であったため、中央交流G1に比べレベルが低いことは否めない。しかし、相手の中には元々中央競馬で活躍していた馬や4月にカジノフォンテンと接戦を演じたタービランスなどの強豪がいたのも事実である。

 それら強豪を新戦法でねじ伏せた。それもかしわ記念(G1)から中1週の強行軍でやり遂げたのは“強い証”だろう。

 管理する矢野師は「精神的に大人になってきた感じで、力もつけてきている」と成長をアピール。確実にミューチャリーは変わってきている。ミューチャリーの大井2000m持ち時計はメンバー3位。また、半年前の東京大賞典は首位と0秒2差。走る下地は揃っている。

 中央馬という高い壁と同期ライバルの躍進に辛酸を舐め続けてきたミューチャリーだが、逆襲の時はきた。成長した今回、悲願のG1勝ちへ突き進む。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

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