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【帝王賞(G1)展望】「大井の鬼」オメガパフューム中心も混戦模様!「砂のサイレンススズカ」の代表産駒が地方初見参、上半期のダート王決定戦に豪華メンバーが集結!

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 30日(水)、大井競馬場では今年の上半期のダート王決定戦・帝王賞(G1)が行われる。今年はJRAから7頭、地方から7頭の合計14頭が出走を予定している。

 同レースは2011年からJRA勢が10連勝中だが、今年は一筋縄ではいかない混戦となりそうだ。そんな中でも中心となるのはやはりオメガパフューム(牡6歳、栗東・安田翔伍厩舎)だろう。

 通算成績は20戦して、「9-6-2-3」と安定感は抜群。特に地方では「4-5-0-0」とパーフェクト連対で、そのうち大井では「4-3-0-0」という大井の鬼である。

 昨年末には東京大賞典(G1)で同レース史上初の3連覇を達成した。ところが、初めての2100mとなった前走の川崎記念(G1)では、カジノフォンテンの逃げ切りを許し2着に敗退。5か月ぶりとなる一戦で巻き返しを図る。

 オメガパフュームは帝王賞に4歳時から3年連続の出走。2年前はD.レーン騎手の好騎乗に導かれ、直線一気の差し切り勝ちを収めたが、2連覇を狙った昨年は1番人気に支持されるも、2番人気クリソベリルを捕らえることができず、2馬身差の完敗を喫した。

 今年はそのクリソベリルが不在で、庭同然の大井2000mが舞台。実績的にも負けるわけにはいかない。ただし、今年はオメガパフュームを脅かす存在も複数そろった。

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 その筆頭格がチュウワウィザード(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)だろう。

 昨年12月のチャンピオンズC(G1)を4番人気で勝利し、今年は海外遠征に挑戦。2月のサウジCでは9着に敗れたが、続く3月のドバイワールドC(G1)で大健闘の2着に好走した。

 オメガパフュームと同様に、過去2年の帝王賞にも出走している。2年前は、そのオメガパフュームから1.1/4馬身離された2着、昨年はクリソベリルの3着と勝ち切れていない。昨年11月のJBCクラシック(G1)でも3着と、大井はあまり得意ではないようだ。

 また、海外で連戦しての帰国初戦で状態面も危惧される。着地検疫を経て栗東に戻ったのは5月下旬。それ以降、坂路でじっくり乗り込まれ、本数は十分足りている。17日の1週前追い切りは、栗東CWで併せ馬を敢行。3勝クラスの僚馬テンザワールドを直線突き放した。

 大久保龍調教師も「疲れはなく、順調に調整は進んでいます」とコメントしており、力は発揮できる状態にあるだろう。同世代のオメガパフュームとはこれまで6度対戦し、3勝3敗と全くの互角。7度目の対戦はどちらに軍配が上がるだろうか。

 この2頭の間に割って入るとすれば、船橋所属のカジノフォンテン(牡5歳、船橋・山下貴之厩舎)だろう。

 主戦の張田昂騎手と初めてコンビを組んだのは3歳秋。それまでは「2-0-1-5」という平凡な成績だったが、張田騎手と組んで以降は「10-1-0-2」と急成長を遂げた。

 4走前の東京大賞典でG1に初挑戦。9番人気という伏兵的存在だったが、オメガパフュームにクビ差の2着に粘り、JRA勢と対等の力があるところを示した。

 その後は川崎記念でオメガパフュームを破り、リベンジに成功。しかも着差は3馬身という快勝劇だった。さらに前走のかしわ記念(G1)でもソリストサンダーらJRA勢を撃破。控える競馬で好結果を残し、まさに充実一途。“2強”をまとめて負かす可能性も十分あるだろう。

 もし勝てば、同一年に川崎記念、かしわ記念、帝王賞を制覇するが、これは2006年のアジュディミツオー以来、史上3頭目の快挙となる。

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