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CBC賞(G3)ヨカヨカに続け! 2021年九州産馬の注目馬6頭

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■コウエイヨカオゴ(牝・鹿毛)

父カンパニー
母ハニーダンサー
厩舎:新谷功一 (栗東)
馬主:伊東政清
生産:本田土寿

 姉がヨカヨカということで注目度はナンバー1。馬名の由来は鹿児島の方言で「美人」とのこと。昨年の九州1歳市場にて、最高価格の税込550万円で鹿児島馬主の重鎮である伊東政清氏が落札。今週土曜の小倉5R新馬戦(九州産馬限定)に出走する。カンパニーのラストクロップということもあり注目したい。


■コウユーキレカ(牝・青毛)

父ノヴェリスト
母ヴァルパライソ
厩舎:斉藤崇史 (栗東)
馬主:加治屋貞光
生産:ストームファーム

 2020年のサマーセールにて税込627万円で九州馬主の加治屋貞光氏が落札。母ヴァルパライソは白老ファームの生産でサンデーサイレンス産駒。現役時代は2勝のみだが、産駒の勝ち上がり率はまずまず。九州産とはいえ、血統的には父もノヴェリストで、社台グループの生産馬と遜色ない良血馬。デビュー戦は5着も相手関係からすれば上々の内容で、九州産馬なら今年のナンバー1候補。


■フォーエバーソング(牝・黒鹿毛)

父アメリカンペイトリオット
母ヘヴンリーヴォイス
厩舎:加用正 (栗東)
馬主:石川秀守
生産:ストームファーム

 昨年の福島2歳S(OP)を勝利したルクシオンの妹。2020年の北海道オータムセールにて、税込330万円で石川秀守氏が落札。父アメリカンペイトリオットは今年の新種牡馬で、すでにブレスレスリーがデビュー勝ちをおさめている。調教中の事故で急死した姉の分も活躍してほしいところ。今週土曜の函館5R新馬戦に出走する。


■テイエムヒッサーロ(牡・栗毛)

父テイエムオペラオー
母テイエムヨカオゴ
厩舎:杉山晴紀 (栗東)
馬主:竹園正繼
生産:テイエム牧場

 2018年に亡くなったテイエムオペラオー最後の世代。馬名の由来は鹿児島の方言で「なにくそ」の意味を持つ「ひっさろ」から。全兄テイエムコンドルは4勝して約1億円を稼いだが、九州産ではなく日高の生産だった。純粋な九州産馬だった兄は未勝利だったので、同馬に悲願の勝利がかかっている。今週土曜の小倉5R新馬戦(九州産馬限定)に出走する。


■ジュンオーズ(牡・鹿毛)

父ケイムホーム
母レディプリンセス
厩舎:勢司和浩 (美浦)
馬主:河合純二
生産:本田土寿

 今年行われたJRAブリーズアップセールで税込935万円で河合純二氏が落札。母レディプリンセスはケイアイファームの生産馬で、現役時代はJRA未勝利だったが、祖母が名牝シンコウラブリイという血統。今週日曜の福島6R新馬戦に出走する。


■ペールマスタード(牝・栗毛)

父ダノンゴーゴー
母サルヴァドール
厩舎:不明
馬主:ビッグレッドファーム
生産:ストームファーム

 マイネル軍団総帥の岡田繁幸さんが、2020年の北海道セプテンバーセール220万円で落札。父ダノンゴーゴーは熊本で種牡馬だったが、産駒はいまだ未勝利で昨年種牡馬を引退している。岡田総帥が素質を見抜いたダノンゴーゴー産駒が活躍できるか、注目したい。


 この6頭を含め60頭ほどの九州産馬がJRAと地方競馬でデビューする。その中には前評判を大きく覆すような素質馬がいるかもしれない。ヨカヨカのような活躍を見せる馬が誕生するか、今年も九州産馬の走りから目が離せない。(文=仙谷コウタ)

<著者プロフィール>
初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

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