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CBC賞(G3)ヨカヨカに続け! 2021年九州産馬の注目馬6頭

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ヨカヨカ 撮影:Ruriko.I

 週末のCBC賞(G3)に熊本産馬ヨカヨカが出走するが、同馬の走りに大きな注目が集まっている。熊本産の競走馬として、初めてJRAの重賞を勝利達成できるかが懸かっているのだ。

 ヨカヨカは熊本にある本田土寿牧場の生産馬で2018年5月18日に誕生、翌年に行われた九州1歳市場にてJRAが340万円で落札。その後、宮崎育成牧場でJRAの育成馬として調教を受け、2020年ブリーズアップセールにて1122万円で落札されている。1000万円を超える落札額が話題となったが、公開調教で一番時計を出したことが評価に繋がった。

 九州産馬ながらデビューは阪神で、後の京王杯2歳S(G2)勝ち馬モントライゼを退けてデビュー勝ち。その後オープン特別のフェニックス賞とひまわり賞を連勝。ファンタジーS(G3)と阪神JF(G1)を連続で5着と好走し、フィリーズレビュー(G2)で2着。

 マイルの桜花賞(G1)は17着に大敗しているが、前走の葵ステークス(重賞)で不利がありながら2着に好走。1200m戦は4戦3勝2着1回の好成績で、今回CBC賞が行われる小倉競馬場の芝1200mは2戦2勝とベストの条件だ。

 今年のCBC賞は京都競馬場の改修工事に伴う変則開催で、九州の小倉競馬場で行われる。地元九州の競馬関係者の前で重賞を勝利できれば快挙に箔が付き、九州の馬産関係者に勇気を与えるのは間違いない。

 現在日本のサラブレッド生産地は北海道が大多数を占め、2020年では北海道が7392頭、青森が80頭、宮城3頭、茨城6頭、栃木16頭、千葉1頭、熊本26頭、宮崎7頭、鹿児島25頭となっている。また日本軽種馬協会が管理する九州種馬場には、現在はインティの父ケイムホームと、ヨカヨカの父であるスクワートルスクワートが繋養されている。

 過去の九州産馬で主な活躍馬を見てみると、JRAの重賞を勝利した馬も何頭か見かける。テイエムチュラサン(鹿児島産)はアイビスサマーダッシュ(G3)を勝利し、他にもコウエイロマン(小倉2歳S)、コウエイトライ(小倉サマージャンプなど障害重賞4勝)、古くは日経新春杯(G2)を勝利したケンセイグッドも九州産馬だ。

 しかし、熊本産馬によるJRAの重賞はまだ未勝利。それだけにヨカヨカにかかる期待は大きい。

 CBC賞でヨカヨカがどんな走りを見せるか目が離せないが、今年も注目の九州産馬が何頭か見られる。そこで今回は今年から来年にかけてデビューする九州産の2歳馬に注目し、その中から6頭の注目馬を紹介したい。

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