JRA・CBC賞(G3)波乱の香りがプンプン!? 昨年13番人気ラブカンプーの再現は5歳牝馬に期待!【八木遊のフォーメーション馬券予想】
「▲」は熊本県産の9番ヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎)。
デビューから8戦して、唯一掲示板を外したのは桜花賞(G1)。世代牝馬では屈指のスピードを持つ実力馬である。小倉では2戦2勝と、平坦小回りはベストの舞台。
前走の葵S(重賞)では出遅れて中団から差し込み、勝ちに等しい2着に好走した。しかし、この時の馬体重はデビュー来もっとも軽い446kg。調教ではいい動きを見せているが、成長力には少なからず疑問も残る。ここは3番手までの評価としたい。
「△」は6番ビオグラフィー(牝4歳、栗東・藤岡健一厩舎)。
小倉芝は2戦してともに7着と結果が出ていない。しかし、自己条件で2連勝し、昇級初戦となった前走の京王杯SC(G2)で5着に粘ったように、今が充実期だ。すんなり番手を奪うことができれば、好勝負は必至だろう。
「×」で押さえるのは、トップハンデ57kgを背負う1番タイセイビジョン(牡4歳、栗東・西村真幸厩舎)だ。
前走の京王杯SCは2番人気に支持されたが、見せ場なく12着に大敗。前日オッズを見ても、その評価は急落している。しかし、鞍上は土曜3勝の川田将雅騎手。一度叩いた効果にも期待できるだろう。見限るのはまだ早い。
ハンデ戦らしく、本命・対抗に評価した2頭もそこそこ人気を集めている。思ったほどのオッズはつかないかもしれないが、プリカジュールとファストフォースの2頭からのフォーメーション馬券で勝負する。もし2頭そろって飛び込めば10万馬券も夢ではない。
三連複フォーメーション 9点
◎○→◎○▲△×→◎○▲△×
馬連フォーメーション 7点
◎○→◎○▲△×
<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
CBC賞(G3)ヨカヨカに続け! 2021年九州産馬の注目馬6頭
JRA【CBC賞(G3)展望】22年ぶり「小倉開催」は3歳馬の一騎打ち!? 「坂路で絶好の動き」熊本生まれヨカヨカVS「距離短縮」で新味に期待ピクシーナイト!
JRA グラスワンダー主戦騎手「溺愛」で今年0勝の息子ジョッキーと共倒れ状態……往年のライバル横山典弘から「痛恨不利」も“同情の声”が集まらないワケ
JRA三冠トレーナーから信頼される苦労人も大ショック!? 昨年ブレイクも「今年1勝」の逆戻り……最愛パートナーと離れ離れ
JRA「遅れてきた大物」エスコーラはサリオスよりサラキアに共通点!? 日本レコード更新のド派手な圧勝劇も、記者が「辛口」だった理由