JRA 9歳馬に刮目せよ!プロキオンS(G3)「衰えしらず」ウェスタールンドが信頼の軸! 高配当の使者はブラックムーン!?【八木遊のフォーメーション馬券予想】
ここまで取り上げた3頭は上位人気馬。ここからは穴馬で高配当を狙う。「△」は前日最終15番人気の5番ブラックムーン(牡9歳、栗東・辻野泰之厩舎)を抜擢する。
ウェスタールンドと同世代で、そのキャリアはすでに43戦。最後に馬券圏内に入ったのは18年1月の京都金杯(G3、1着)なので、3年半以上も前のことだ。しかし、今回はキャリア初ダートで、その変わり身に期待したい。
ダート挑戦を決めたのは、前走のメイS(OP)で騎乗した江田照男騎手の進言があってとのこと。ただし、今回手綱を取るのは浜中俊騎手だ。地元出身のご当地騎手は、小倉重賞で通算6勝を挙げている。もう1頭の9歳馬にも要注目だろう。
「×」で押さえるのは前日最終13番人気の14番タイガーインディ(牡4歳、栗東・大橋勇樹厩舎)だけとする。
2走前の下総S(3勝クラス)に勝ってオープン入りしたが、前走栗東S(L)は16着に大敗。しかし、これは久々となる1400mへの距離短縮でリズムが狂ったため。再び距離を延長する今回は競馬もしやすくなるだろう。
外目の枠に入ったのは痛恨だが、右回りコースでハナを切ったときは「3-1-0-1」で、連対率80%と侮れない。下総Sからコンビを組む大ベテラン熊沢重文騎手の手綱さばきにも注目だ。
馬券は、ウェスタールンドの2着以内は堅いとみて、本命馬を1着と2着に置いた三連単のフォーメーション、そして馬連流しに加え、人気薄2頭へのワイドも押さえる。ブラックムーンかタイガーインディのどちらかが3着に入ってくれれば今年の“借金”は帳消しにできそうだが、果たして……。
・三連単フォーメーション 12点
◎→○▲→○▲△×
○▲→◎→○▲△×
・馬連1頭軸流し 4点
◎→○▲△×
・ワイド1頭軸流し 2点
◎→△×
<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。
PICK UP
Ranking
11:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
関連記事

JRAメイショウ軍団「三本の矢」再び! “大失敗”CBC賞(G3)から一転、今週はそろってチャンスあり、プロキオンS(G3)「波乱」の主役へ!

JRA今年のプロキオンS(G3)はもはや「原型」なし!? ガラリ一変のメンバーにファンからは戸惑いの声、データ派泣かせの名物重賞に登録した出走馬の意外な顔触れとは

JRA【プロキオンS(G3)展望】帝王賞(G1)で“激走”ノンコノユメと同じ「9歳セン馬」ウェスタールンドが中心!復調の兆しワイドファラオ福永祐一にもチャンスあり

JRA セレクトセール上場「1頭」の崖っぷち種牡馬が猛アピール!? 最高価格はディープインパクト「1/10以下」……新星ドレフォン、シルバーステートの勢い凌ぐ急上昇種牡馬とは

JRA 夏の上がり馬が「レコード」「7馬身」「8馬身」の大花火3連発! 秋に注目を集める3歳馬はシャフリヤール、エフフォーリアではなく……














