真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.07.14 06:00

「騎手やめたら馬主になりたい」武豊と共通の夢を実現!? ウマ娘バブルで評判馬を次々に落札した藤田晋氏、大ヒットゲームの「弱点」克服に前進か
文=高城陽
比較的最近ではキタサンブラックやサトノダイヤモンドなどもいるものの、多くは一昔、あるいは二昔も前に活躍した顔触れとなっている。勿論、オールドファンにとっては懐かしい名前だが、ライトファンには馴染みが薄いという側面がある。近年活躍した馬が登場すれば、より盛り上がりそうなものの、これには許可を取れなかったという、“大人の事情”がネックとなっている。
しかし、藤田氏が馬主として参入することにより、競馬界への影響力や発言力が増せば、これまで許可の取れなかった馬のオーナーの態度が軟化することもあり得なくはない。
そして何より、許可を取らないで済む自身の所有馬から活躍馬が出現すれば、ウマ娘の新キャラクターとしても需要が生まれるだろう。こういったことが実現するようなら、近年の名馬の登場が少ないというウマ娘の弱点克服への大きな足掛かりとなるのではないか。
YouTubeでレース映像を使用する動画が、著作権侵害で次々と公開中止となる中、AbemaTV(サイバーエージェント系)に競馬中継への参入を期待する声も聞かれるようになった。
それだけに、藤田氏が馬主となったことの影響は、各方面で大きな変化をもたらしそうだ。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
関連記事
産駒「G1・193勝」最強種牡馬ガリレオの凄さは何だったのか!? 欧州のサンデーサイレンスと言われる所以
JRA夏の新馬戦は「小学校の運動会」⁉ トラウマ残る「ムチ連打」はご法度、“メイクデビュー”の知られざる騎乗ぶりを徹底解説!!
JRAフジキセキはなぜ「幻の三冠馬」と呼ばれるようになったのか? 4戦無敗でターフを去ったサンデーサイレンスの最高傑作、どよめきから歓声に変わった衝撃的なデビュー
JRA ルナシオン「仕上がり問題なし」も大誤算!? C.ルメール起用で勝負気配も二桁着順、スワーヴリチャード半妹が謎の大敗
JRAピースオブエイト「伝説の新馬戦」級デビューでグランディアを返り討ち!? 川田将雅ダノンスコーピオンに強敵登場か、着差以上の強さを裏付けた衝撃の理由とは