GJ > 競馬ニュース > 川田将雅 “福永封じ”成功も…
NEW

JRA川田将雅「外から蓋」で“福永祐一封じ”成功も…まさかのライバル 誤認!? 単勝1.9倍コリエンテスは痛恨「4馬身差」敗戦

【この記事のキーワード】, ,

JRA川田将雅が技あり「外から蓋」で福永祐一封じ成功も……まさかのライバル 誤認!? 単勝1.9倍コリエンテスは痛恨「4馬身差」敗戦の画像1

 24日(土)、新潟競馬場で行われた5R・2歳新馬戦(芝1600m)は、幸英明騎手が騎乗した5番人気の伏兵オタルエバーが勝利した。好スタートから押し出されるようにハナを奪い、前半3ハロン36秒0というスローペースに落とし込むと、上がり3ハロンを33秒5でまとめてまんまと逃げ切った。

 このレースで最大の注目を浴びたコリエンテス(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)は、単勝1.9倍の1番人気を裏切り、2着に敗れた。3着は同3.4倍の2番人気プルサティーラ(牝2歳、栗東・中内田充正厩舎)で、ゴール前の接戦を制し何とか馬券圏内を確保した。

「3番人気のメイショウイヌワシが単勝13.3倍とかなり離されていました。人気2頭のマッチレースになると考えたファンも多かったはずです。新馬戦で、逃げる馬を予想するのは至難の業ですが、格言通り『人気薄の逃げ馬』が2強を撃破する形になりましたね。

結果論になりますが、コリエンテスの川田将雅騎手とプルサティーラの福永祐一騎手はマークする馬を見誤ってしまったのかもしれません。オッズを見れば仕方のないことなのですが……」(競馬記者)

 スタートから2強がお互いを意識していたように見えたのは気のせいだろうか。ともに好スタートを決め、ライバルの出方をうかがうように先行。コリエンテスが5番手の外目、プルサティーラがそれをマークするように内目の6番手を進んだ。

 ペースが上がらないまま4コーナーを回ると、2頭は馬体を併せて一騎打ちの様相。先に抜け出したのは外のコリエンテスの方だった。川田騎手が右ムチを振るうと、半馬身のリードを奪った。この時、外から蓋をされる形になったプルサティーラは前が壁となり、福永騎手は“ブレーキ”を踏み、万事休す。

 この一瞬の攻防で2強の差は一気に2馬身ほどに広がると、その差がほぼ縮まることなく2頭はゴールになだれ込んだ。

「川田騎手は、絶妙な技でライバル馬を内に閉じ込めましたね。この時点で、プルサティーラに先着できることは確信したと思います。しかし、本当の敵はすでに3馬身ほど前を走り、セーフティーリードを奪っていました……。

一方、福永騎手は加速しかけたところで前が詰まってしまいました。並みの馬ならそこで走る気を失い、馬群に沈んでもおかしくないのですが、プルサティーラはもう一度伸びを見せ、大混戦の3着争いを制しました。なかなかの根性を持っていますね」(同)

 名騎手2人による見応えある攻防は川田騎手に軍配が上がった。しかし、「ずっと手応えは楽でした」とレース後に語った幸騎手騎乗のオタルエバーがコリエンテスの4馬身先にいた。(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA川田将雅「外から蓋」で“福永祐一封じ”成功も…まさかのライバル 誤認!? 単勝1.9倍コリエンテスは痛恨「4馬身差」敗戦のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!