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JRA キタサンブラック調教師の期待馬が、ダービー馬も輩出した「出世舞台」で好タイム勝利! 近親にG1連対馬、ゆくゆくはダートでも?

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JRA キタサンブラック管理トレーナーの期待馬が、ダービー馬も輩出した「出世舞台」で好タイム勝利!近親にG1連対馬、ゆくゆくはダートでも?の画像1

 7日、新潟1Rに行われた2歳未勝利戦は、福永祐一騎手が騎乗した1番人気ロードリライアブル(牡2歳、栗東・清水久詞厩舎)が勝利した。

 芝2000mの内回りレース。最内枠からスタートを切ったロードリライアブルは、逃げた前走とは打って変わって中団を追走。出入りの激しいレースとなったものの、動じることなくジッと内で我慢すると、4コーナーでは外へ。直線は内にいる各馬を外から豪快に差し切った。勝ちタイムは2分1秒7。

 レース後、福永騎手は「初戦は逃げる競馬だったが、今日はそういう形にしたくなかった。ペースが遅い中、馬のリズムを守っていき、外へ出してからは良い伸びでした」と冷静に振り返った。

 管理する清水久調教師はこれでJRA通算300勝を達成。「一人の力で達成出来るものではなく、馬たちをはじめ、馬主さん、厩舎関係者、スタッフ、牧場関係者、皆様のサポートがあって達成できる数字なので、感謝しています」とコメントしている。

 G1・7勝馬キタサンブラックやトウケイヘイローなどの活躍馬を管理してきた清水久師。国内重賞はメールドグラースで制した19年の小倉記念(G3)以来遠ざかっているが、ロードリライアブルには久々のタイトル奪取も期待できるかもしれない。

 新潟・芝2000mの2歳戦は過去5年間で16回行われおり、勝ち馬の中には19年のダービー馬ロジャーバローズや18年の共同通信杯(G3)勝ち馬オウケンムーン、17年のラジオNIKKEI賞(G3)2着ウインガナドル、20年新潟大賞典(G3)2着アトミックフォースといった、G1馬や重賞勝ち馬、重賞連対馬が名を連ねている。

JRA キタサンブラック管理トレーナーの期待馬が、ダービー馬も輩出した「出世舞台」で好タイム勝利!近親にG1連対馬、ゆくゆくはダートでも?の画像2

 昨年は同舞台の2歳新馬戦を勝ったランドオブリバティが芙蓉S(OP)を勝利。今年のきさらぎ賞(G3)でも3着に入っている。過去5年間16頭の勝ち馬のうち、3分の1近くが重賞でも3着以内に走っていることになる。2歳馬たちにとって、新潟・芝2000mは隠れた出世舞台といってもいいのかもしれない。

 ちなみにロードリライアブルの勝ち時計は、上記の馬たちを上回る歴代2位の好タイムだった。

「ロードリライアブルは近親にAJCC(G2)など重賞2勝し、2013年の宝塚記念(G1)でも2着に入ったダノンバラードがいます。

ダノンバラードは種牡馬として日本テレビ盃(G2)を勝利したロードブレスを輩出。本馬の祖母であるレディバラードも交流重賞を2勝しています。ダート適性が高い血統でもあるので、今後は芝ダート問わずに活躍が期待できるかもしれませんね」(競馬記者)

 ちなみにロジャーバローズはダービーで12番人気、共同通信杯のオウケンムーンは6番人気など、意外と重賞で人気の盲点となりやすいのも特徴かもしれない。その辺りも含めてロードリライアブルには注目していきたいところだ。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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