
エアスピネルの「マイル王襲名」に待った!東京新聞杯(G3)は、あらゆる条件が好転するヤングマンパワーが巻き返しへ勝負気配!

年明けの京都金杯(G3)を勝利し、意気揚々と東上するエアスピネルが主役となる5日の東京新聞杯(G3)。
京都金杯に続いて1番人気が予想されるが、そんな新マイル王候補に「待った」を掛ける馬がいるとすれば、マイル重賞3勝の実績を誇るヤングマンパワー(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)に他ならないだろう。
前走のマイルCS(G1)は3歳春のNHKマイルC以来のG1挑戦となったが、本来の力をまったく発揮できずに16着に大敗。3連勝中で満を持しての参戦であったために、この馬の底を見せてしまったような格好になったが、陣営に思ったよりも悲観の色はないようだ。
「前走は久しぶりの右回りに躊躇するようなところがあったし、鞍上もテン乗りだったから」と手塚調教師は東京スポーツの取材に、明確な敗因があったことを強調。確かにマイルCSに挑む近4走はすべて左回りのマイル戦を使っていただけに、その影響は小さくないだろう。
先約の関係で主戦の戸崎圭太騎手が騎乗できなかったことも痛かった。スタートでやや立ち遅れると、これまでになく後ろからの競馬となり、持ち味のしぶとさをまったく活かすことができなかったようだ。
また、ヤングマンパワーが関西圏に遠征したのは3歳春のアーリントンC(G3)以来だった。前走時-12㎏という馬体重は、数字上大きな問題はなかったようだが、コンディションに微妙な影響を与えたのかもしれない。
しかし、今回はそういったすべての条件が「好転」する一戦だ。
3戦3勝と相性の良い戸崎騎手に戻り、地元の東京でのレース。陣営が「左回りのマイルがベスト」と語る様に、東京のマイル戦は富士S(G3)勝ちのある舞台だ。これだけ条件が揃ってエアスピネルを迎え撃てるのは、陣営にとっても大きい。ここは勝って、3連勝時の勢いを取り戻したいところだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分