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2021.08.26 07:00

JRA“異端児”トレーナーが窮地!? 「デアリングタクト全妹&エイシンヒカリ2世」は期待ハズレの現状、新潟2歳S(G3)クレイドルで名誉挽回へ
文=中川大河
注目を浴びたもう1頭がデアリングタクトの全妹マオノジーナスだ。姉が秋華賞(G1)で牝馬三冠を達成する直前の昨年9月にデビュー。2番人気で3着と才能の一端を見せたが、その後はすべて馬券圏外に沈んでいる。通算成績は7戦0勝で、近2走は2桁着順と散々。時期的にもこのまま引退し、繁殖入りが濃厚とも噂されている。
ただし、マオノジーナスはもともとセレクトセールで756万円(税込)という格安で取引された馬。姉が大活躍したことで期待値は一気にアップしたが、過大評価に繋がった可能性もありそうだ。
「マオノジーナスの場合、確かに実力以上に注目度が上がってしまいました。しかし、デビューからの7戦全てが芝1600mに拘ったように感じる使われ方。距離を変えたり、ダートを使ったり、陣営にもう一工夫あっても良かったと思います」(競馬誌ライター)
クラシック候補と期待されていた2頭だが、どちらも期待ハズレともいえそうな現状。黒岩師はこの1年間で味わった悔しさを胸にクレイドルで逆襲となるか。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
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