真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.08.31 07:00
「オレが好きやったタイプ」元JRA安藤勝己氏が“G1級”と大絶賛!? 父のイメージ覆す走りに底知れぬ可能性、セリフォスがなぜダイワメジャー産駒「最後の大物」候補と呼べるのか
文=黒井零
現役時代のダイワメジャーがそうだったように、産駒の多くに見られるのは、一瞬の切れより長くいい脚を使えるという武器。芝のG1タイトルを取った産駒のカレンブラックヒル、コパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシアなどは、いずれも先行力が持ち味の馬だった。
その多くは、どちらかといえば勝つときは後続の差し脚を凌ぎ切り、負けるときは差される側のタイプ。上がり最速で差し切ったセリフォスは、父の産駒にありがちな“切れる脚のない”イメージを覆した勝ち方といえる。
同世代のキングカメハメハや一つ年下のディープインパクトがこの世を去った現在。今年で20歳を迎えたダイワメジャーの種牡馬生活の終焉もそう遠くはない。
今年の2歳世代は、陣営も「底知れない走り」と驚いたトップキャストが、デビュー戦の函館・芝1800mを歴代2位の好時計で圧勝。ダイワメジャー産駒最後の大物かと注目を集めていたが、父の産駒らしくないセリフォスもまた、候補として恥ずかしくないだけの走りを披露した一戦だったのではなかったか。
(文=黒井零)
<著者プロフィール>
1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
元JRA安藤勝己氏「オークスは乗り方と展開だった」川田将雅の“鬼騎乗”をチクリ!? 札幌記念(G2)快勝で、秋華賞へ視界良好のソダシが「最後」に警戒するもの
JRA勝って凱旋門賞のはずが……。「僕もびっくりした」名手・安藤勝己が歴代屈指の牝馬から感じた「違和感」とは!?
元JRA安藤勝己氏「リスグラシュー2世」に異例のAMツイート!? 「伝説の新馬戦」2着馬の楽勝劇に「納得してもらえたでしょ」
JRA超大物フォラブリューテ「異次元の上がり33.0秒」で4馬身差デビュー! アンカツ「確勝級」太鼓判「負けられない気持ちだった」母はマイル女王
「伝説の新馬戦」出走キタサンブラック産駒がJRA初勝利! 安藤勝己氏も注目した一戦、大敗した馬が重賞好走でハイレベルを証明