JRA 父の弔い合戦のはずが…出世重賞レースでまさかの“ハプニング” オリンピアンのような「跳躍」見せつけTwitterトレンド入り
父ドゥラメンテの弔い合戦が…。
4日、札幌競馬場で行われた札幌2歳S(G3)は、ルメール騎手騎乗の1番人気ジオグリフ(牡2歳、美浦・岩戸孝樹厩舎)が後続に4馬身差をつけ圧勝。
圧巻のレース内容に舌を巻きそうになるが、レース前にもファンが驚愕するハプニングが起こった。
主役は、3枠3番のダークエクリプス(牡2歳、栗東・今野貞一厩舎)だ。
ゲート内へすんなり入った同馬だが、ゲート入りに立ち会った厩舎スタッフが離れた途端に様子が一変。ゲート内で暴れ始めて鞍上の和田竜二騎手を振り落とした後、ゲートの前扉の下をくぐり抜け放馬してしまう。
自由の身となった同馬は、外ラチへ向かって暴走。そして、観衆の目の前で陸上走り高跳びを彷彿とさせる背面飛びで外ラチを飛び込えて、背中で着地した。
着地後すぐ起き上がった同馬はゆっくりと歩き出すと、ウィナーズサークル付近で立ち止まって関係者らに取り囲まれたという。
すぐ馬体検査が行われ、まもなく競走除外となるアナウンスが競馬場内に鳴り響いた。除外された同馬は静かに札幌競馬場の厩舎地区へ去っていった。
昨年はソダシが制した出世レースでもある札幌2歳S。レースに参加していないにもかかわらず「ダークエクリプス」の名前が瞬く間にTwitterトレンド入り。ファンの反応は優勝馬ジオグリフを上回っていた。
同馬のアクシデントについて、長年競馬を見てきた記者も驚きを隠せていないようだ。
「本当に驚きましたね。経験浅い2歳馬ですから、放馬などのアクシデントは珍しくありません。
しかし、まさか背面のままラチを飛び越えるとは…まるでオリンピック走り高跳びの選手のような跳躍でしたが、背中から落ちたこともあって心配です。
私も競馬を長く見てきましたが、今回の光景は初めて見ました」(競馬記者)
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