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【JRA・フェブラリーS(G1)展望】サウンドトゥルー&カフジテイクの「鞍上問題」で混乱必至!? 大混戦のG1開幕戦で「新ダート王」に輝くのは……!


 2014年の12月以来の約2年間、19戦連続で苦楽を共にしてきた「最大の理解者」を欠くことは、決して小さな問題ではない。12日中にも代役を決定するとのことだが、大きな注目が集まりそうだ。

「深刻な鞍上問題を抱える豪脚の持ち主」という点では、奇遇にも最大のライバル・カフジテイク(牡5歳、栗東・湯窪幸雄厩舎)も似たような状況にある。

 昨年のチャンピンオンズCで11番人気という低評価ながら、サウンドトゥルーに次ぐ上がり3ハロンを記録し4着に食い込んだカフジテイク。そのダート界屈指の末脚が決してフロックでないことを証明したのが、1番人気に支持された前走の根岸Sである。

 昨年も本番の覇者モーニンを輩出した重要な前哨戦には、ダートマイルの強豪ベストウォーリアを筆頭にダート界の覇権を握りたい猛者が集結。しかし、カフジテイクは”いつものように”豪快に出遅れると、最後方付近からこれまた豪快に差し切ってしまったのだ。

 なんとも大味なレースではあるが、だからこそインパクトも強烈だ。昨年の今頃は自己条件で苦しんでいた馬が、今やG1の大舞台で主役を張ろうとしているダート界の新星。だが、前走で完璧な競馬を演出した福永騎手が落馬負傷したため、大きな鞍上問題を抱えているが果たして誰に決まるのだろうか。

 このメンバーなら、そしてこの”混乱期”なら、勝ち切れないながらも抜群の安定感を誇るベストウォーリア(牡7歳、栗東・石坂正厩舎)にチャンスが巡ってきそうだ。

 勝利こそ、一昨年の南部杯(G1)から遠ざかっているものの、その後に馬券圏内を外したのは昨年のフェブラリーSの4着だけ。勝ち味に遅いものの常に力を発揮できる安定感は、紛れもないトップクラスの証である。

 特にここ4走はすべて異なる馬に敗れながらも、驚異の4戦連続2着と安定感に磨きが掛かっている。大混戦のフェブラリーSでも「複派」の馬券師のよりどころは、やはりこの馬になりそうだ。

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