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JRA天皇賞・秋(G1)エフフォーリアのコントレイル一蹴が決定打!? 3歳世代ハイレベル説が審議から確定に?

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エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 10月が終わり秋のG1戦線も前半が終了して、今週はG1開催がなく中休み。前半を振り返ってみると、今年ここまで競馬界を大いに盛り上げているのが、現3歳世代の活躍だろう。競馬メディアでも、多くの関係者が3歳馬の強さに注目している。

 先週の開催も3歳馬の活躍が目立った。大注目の天皇賞・秋(G1)も3強対決を制したのは、3歳馬のエフフォーリア。特に古馬混合1勝クラス以上のレースでは、世代レベルの高さを証明するかのような結果が出ている。

 3歳馬が出走していたレースに限ると対象37レース中23勝14敗と大きく勝ち越し。さらに人気薄の激走も何度もあり、世代の強さが全体をみても際立っていた。

 現3歳世代の今年6月~10月終了時点での古馬混合重賞成績は(8-2-5-17/32)で勝率25%、複勝率47%と驚異的な数字。夏のアイビスSD(G3)のオールアットワンスから始まり、先週までで重賞はなんと8勝を挙げた。

 過去に遡っても、例年ここまでの期間では2、3勝に留まるケースが多く、8勝という記録が世代の強さを物語っている。G1挑戦時は安田記念(G1)でシュネルマイスターが3着、スプリンターズS(G1)ではピクシーナイトが1着、メイケイエールが4着。そして天皇賞・秋(G1)でエフフォーリアが1着と、全て掲示板に載る安定感も光る。

 現3歳クラシック戦線は、牡馬牝馬共に全て異なる馬が勝利という結果だった。今年は世代全体を見渡してもハイレベルといえるだろう。

 一つ上の現4歳世代はどうだっただろうか。牡馬はコントレイル、牝馬はデアリングタクトと2頭の三冠馬が誕生し、コロナ禍で元気のない日本に希望と感動を与えたに違いない。

 しかしながら三冠馬が誕生するという事は、逆手に取ると同世代で他に強い馬がいない事を示すことにもなる。事実、現4歳世代は上記の3歳世代と同じ期間で見ても重賞勝ちはサリオスとカフェファラオのみだった。

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 文句なしの世代トップであるコントレイル、デアリングタクトが、ジャパンC(G1)でアーモンドアイの軍門に下った。

 古馬となった今年、アーモンドアイがいなくなった状況でも、2頭ともG1をまだ勝利できていない。さらには現4歳世代の今年のG1成績をみても、カフェファラオのフェブラリーS(G1)とレイパパレの大阪杯(G1)の2勝のみと、少々物足りなさを感じる。。

 今年の古馬混合G1レースは残り5レース。エリザベス女王杯(G1)はアカイトリノムスメ、マイルCS(G1)はシュネルマイスター、ジャパンカップ(G1)はシャフリヤールと有力馬を送り込む3歳世代。暮れの有馬記念までにどれだけ重賞戦線を賑わせてくれるのか、そして競馬史に残る結果を残せるのか。この後もどこまで快進撃を続けるのか目が離せない。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

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