JRA松岡正海、復帰早々に相変わらずの松岡節!? 関東の“異端児”の復帰と、もうひとつの夢とは……

昨年 2月の東京開催中に落馬して左大腿骨骨折の大ケガを負い、長期休養していた松岡正海騎手(美浦・フリー)が、今年11月6日の東京7Rで復帰を果たした。
負傷してから約8か月後の昨年10月末には、天皇賞・秋(G1)、香港C(G1)に出走するお手馬ウインブライトに騎乗するため一旦は復帰するも、その後、怪我の状態が思わしくなく再び休養に入っていた。
休養中は「キャプテン」と慕う蛯名正義調教師の騎手引退セレモニーで、ロングコートに金髪長髪というホスト顔負けの出で立ちで登場し、“主役”の座をさらっていた松岡騎手。
また、今秋の『netkeiba.com』のインタビューでは「万が一復帰が叶わなかった場合はYou Tuberになりたい」とのこと。レースを見ながら騎乗技術などについての解説をしてみたいと語っており「はっきり言って技量=勝ち星の数じゃないし、本当のことを見抜ける人が少ないから。本音で言えるのって俺くらいしかいないでしょ?」と休養中も相変わらずの“異端児”ぶりを見せつけていた。
先週の復帰戦でも、結果は4番人気に騎乗して6着だったが「(観客からの拍手については)本当にありがたいです。いつもは野次ばっかりだったので」と相変わらずの松岡節で周囲を笑わせた。
松岡騎手といえば、元々は2008年から2010年にかけ3年連続で全国リーディングトップ10に名を連ね、2010年には自己最多の109勝を挙げた。重賞勝利数は41勝(内G1・5勝)を数え、トップジョッキーとして名を馳せていた。
しかし、「ゴマをすってまでたくさん乗りたいと思わない。共感して頼んでくれる人にだけ腕を振るいたい」(netkeiba.com)と語るように、職人気質な自身の仕事に対する考え方や、自由奔放な言動も相まってか現在は騎乗数、勝ち星ともに大きく減少。ややアウトロー的な立ち位置となっている。
騎乗馬の多くは「マイネル軍団」と呼ばれるウインRやラフィアンなどの所有馬が中心で、現在の日本競馬の大本流であるノーザンファーム系クラブ所有馬の騎乗はあまりない。そのため重賞や国際競走など華やかな舞台での騎乗は減っている。一方で、その職人気質な仕事ぶりや、社交的な性格を慕っている競馬関係者も多く、現場復帰を望む声も熱かったようだ。
今週日曜に開催される福島記念(G3)では、マイネルファンロンで久しぶりの重賞レースでの騎乗も予定されているだけに期待が高まる。同時に、機会があれば是非ともお喋り上手な松岡騎手のYouTuberとしての活動も見てみたいものである。
(文=椎名佳祐)
<著者プロフィール>
ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。
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