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【香港マイル(G1)展望】「19戦18勝」香港が誇る怪物ゴールデンシックスティに日本馬4頭が挑戦! ダノンキングリー川田将雅は「三度目の正直」なるか

【香港マイル(G1)展望】「19戦18勝」香港が誇る怪物ゴールデンシックスティに日本馬4頭が挑戦! ダノンキングリー川田将雅は「三度目の正直」なるかの画像1

 12日には香港のシャティン競馬場で4つのG1からなる「香港国際競走」が開催される。1600mで行われる『香港マイル』には日本から4頭が出走を予定しているが、香港のマイル王がその前に大きく立ちはだかる。

 それが通算19戦18勝、2年前の9月から15連勝中というゴールデンシックスティ(セ6歳、香港)だ。

 昨年の当レースを断然1番人気に応えて快勝したのは記憶に新しく、今年に入ってからも4戦4勝と負けなし。主催する香港ジョッキークラブ発表のレーティングでは、メンバー単独トップの「120」をたたき出している。

 ただし、今年の4戦はいずれも2着馬との差が1馬身以内。勝ち切っているのは強さの証左だが、6歳秋を迎えて万全とまでは言えるかどうか。今年は通算4勝、過去6年で2勝(15年モーリス、19年アドマイヤマーズ)している日本調教馬にもチャンスがありそうだ。

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ダノンキングリー 撮影:Ruriko.I

 打倒ゴールデンシックスティの筆頭格はメンバー2位タイとなるレーティング「118」のダノンキングリー(牡5歳、美浦・萩原清厩舎)だろう。

 3歳春には皐月賞(G1)3着、日本ダービー(G1)2着とクラシック戦線でも活躍。3歳秋以降は1600~2000mの距離で一線級と渡り合ってきた。

 G1ではなかなか人気に応えることができなかったが、今年6月の安田記念(G1)で待望のG1制覇。テン乗りの川田将雅騎手に導かれ、見事春のマイル王に輝いた。

 秋は毎日王冠(G2)で始動し、シュネルマイスターとの2強を形成した。道中早めにポジションを上げて先頭に立ったが、ゴール寸前で外からシュネルマイスターの強襲に遭い差し切られた。その後はいったん放牧に出され、先月上旬に美浦に帰厩。ここを目標に調整されてきた。

 引き続き手綱を取る川田騎手にとって香港遠征は3度目。16年香港マイルはサトノアラジンで7着、18年香港スプリント(G1)はファインニードルで8着といずれも苦杯をなめている。三度目の正直で勝利の美酒を味わえるか。なお、川田騎手は香港スプリントでダノンスマッシュ、香港カップ(G1)ではラヴズオンリーユーに騎乗を予定している。

 ダノンキングリーと並ぶレーティング「118」のインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)は、これが引退レースとなる。

 通算22戦して、「8-2-5-7」、7度ある着外のうち6度は掲示板を確保しているという安定感が武器だ。唯一掲示板を外したのが2年前の当レースだった。

 その時はD.レーン騎手とのコンビで、スタートで後手を踏み、終始インを進んだが、直線で進路がなく不完全燃焼の7着に終わった。

 それ以来2度目となる海外遠征でリベンジを果たすべく、今回は主戦の福永祐一騎手が手綱を取る。福永騎手といえば01年にエイシンプレストンでこのレースを制覇しており、20年ぶりの快挙達成にも期待がかかる。

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サリオス

 3歳春にコントレイルとしのぎを削ったサリオス(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、これが初の海外遠征。丸1年以上、勝利から遠ざかっており、昨年のマイルCS(G1)から5着、5着、8着、6着と精彩を欠いている。

 堀厩舎はモーリスが15年に当レースを制覇、翌年には香港カップも勝っている。国内では苦戦が続く名門厩舎が、香港の地で復活の勝利を飾れるか。

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ヴァンドギャルド

 ヴァンドギャルド(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、昨秋の富士S(G2)で重賞初制覇を飾ったが、その後は5連敗中。ただし、3走前のドバイターフ(G1)では2着に好走した。

 この秋は毎日王冠で8着、福永騎手を背にブリーダーズCマイル(G1)に挑んだが、13頭立ての12着に大敗。海外転戦で条件は厳しいが、3走前の再現を狙う。

 地元香港から3年連続の出走を果たすのはワイクク(セ6歳、香港)だ。2年前にアドマイヤマーズと半馬身差の2着、昨年はゴールデンシックスティの4着と善戦している。この秋は2戦目のジョッキークラブマイル(G2)でゴールデンシックスティの2着に入り、本番で逆転のシナリオを描く。

 ゴールデンシックスティ対日本馬という構図となった今年の香港マイル。勝利の女神は果たしてどの馬に輝くか。発走は12日16時50分(日本時間)を予定している。

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