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JRAホウオウルーレットが「7馬身差」ド派手デビュー! オメガパフュームの弟はすでにG1級?

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オメガパフューム

 ここのところ、グランアレグリアやコントレイルなど、ターフを賑わせてきた人気馬の引退や種牡馬入り発表が相次いでいる。来春に種牡馬入りが決まったオメガパフューム(牡6歳、栗東・安田翔伍厩舎)もその一頭だ。

 ダートで無類の強さを発揮した同馬の戦績は9-7-2-4で勝率40.9%。ハイレベルのメンバーが集うG1レースを中心に出走していることを考えれば驚異的な数字である。特に得意な右回りでは、着外に敗れたのは今年6月の帝王賞競走(G1)のみ。暮れの大井競馬場で行われる東京大賞典(G1)では、昨年史上初の3連覇を達成した。4連覇がかかる今年も人気は必至だろう。

 主戦のM.デムーロ騎手は、最後のコーナーから直線にかけて、外側から追い上げる競馬が持ち味の一つ。オメガパフュームについては、昨年東京大賞典後のインタビューで、「早めに先頭に立つと物見をしてソラを使ってしまうので、他の馬に少し併せて行って、最後に差し切れるように待っていました」と語っている。

 筆者も初制覇、2連覇となったレースを現地で観戦していたが、直線間に合うのかとハラハラした記憶がある。今年も外側からの捲り競馬になる可能性は濃厚だが、ゴール寸前までその末脚でワクワクさせてくれるに違いない。昨年も単勝1.3倍に推されていたように、例え馬券妙味はなくとも未踏の4連覇に大いに期待したいところである。

 安田翔師からは「まずは東京大賞典4連覇に向けてしっかり調整していきます」とコメントが出ており、もう一戦走るのか、東京大賞典がラストレースになるかは現時点では不透明だ。

 ただ春先の種牡馬入りは発表済みで、オメガパフュームがターフを去る日は近い。名残惜しい気持ちはあるが、そんな同馬のファンに朗報がある。

 4日の中山競馬場では、2歳新馬戦のダート1800mでオメガパフュームの半弟ホウオウルーレット(牡2歳、美浦・栗田徹厩舎)がデビューした。こちらは母がオメガパフュームと同じくオメガフレグランス、父がドバイワールドC(G1)を制したロージズインメイという血統である。

 そして横山和生騎手とのコンビで7馬身差の逃げ切り勝ちの横綱相撲を見せた。着差も凄いが、走破タイムが特筆に値する。

 1分53秒4の勝ち時計は、一昨年同時期同コースでデビューした、ダートG1馬カフェファラオの当時の勝ち時計より1.3秒も速い。一般に時計が掛かると言われるダートの良馬場で、2歳時にホウオウルーレットより速いタイムを出した馬を調べてみたところ、同コースでは2005年まで遡らなくてはいけなかった。

 初戦から完全に出来上がっていたのかと思いきや、横山和騎手と栗田師はそれぞれ「まだ、物足りないところもある」、「まだ緩いところもあるのにね」とやや辛口のコメントを残したのも、期待の高さからなのかもしれない。

 初戦は右回りで圧勝したが、ホウオウルーレットは兄と同じくダート右回りの鬼になるのだろうか。そしてさらに、兄が最も得意とした大井競馬場が最近左右両用コースに変身を遂げたように、右も左も関係ないダートの鬼になることができるのか。

 また一頭、将来が楽しみな馬が登場してきたことに感謝しつつ、その成長を見守りたい。

(文=鹿取文)

<著者プロフィール>

平日は会社員、土日はグリーンチャンネル三昧の日々を送る。幼少期にグラスワンダーが勝った宝塚記念を生観戦、絶叫する親族にドン引きするも二十年経ち気づけば自分も同じ道へ。逃げ馬の粘りこみが好き。

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