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JRA【ターコイズS(G3)展望】マルターズディオサ中心も「買い・消し」は…アンドラステは「凡走パターン」該当で波乱の可能性大!

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 18日、中山競馬場では牝馬限定ハンデ重賞ターコイズS(G3)が行われる。

 フルゲート16頭に20頭以上が登録を予定しており、例年通りの混戦となりそうだ。そんななか、実績的に頭一つ抜けているのが4歳馬のマルターズディオサ(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎)だ。

 デビュー4戦目の阪神JF(G1)でレシステンシアの2着に入るなど、早くも2歳時から頭角を現し、3歳春にはチューリップ賞(G2)で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。秋には紫苑S(G3)を勝ち、暮れの阪神C(G2)ではダノンファンタジーの2着。G1では一息でも、G2以下では距離・コースを問わず好走している。

 今年はマイル以下の短距離路線を進み、高松宮記念(G1)で8着に敗れると、ヴィクトリアマイル(G1)9着、そして秋は京成杯AH(G3)8着と3戦連続で掲示板を外した。

 陣営が秋2戦目に選んだのが前走の府中牝馬S(G2)。1800mに距離を延ばしたことも功を奏したのか、シャドウディーヴァから0秒2差の3着と4戦ぶりに馬券圏内に入り、復活の兆しを見せた。

 再び距離を短縮してマイル戦に臨む今回は、メンバー構成も前走よりやや楽になるが、この馬にとって最大のカギは他でもない斤量である。

 これまで55kg未満という“軽量”時は「4-3-1-0」とすべて3着以内をキープしているものの、55kg以上を背負った時は「0-0-0-6」と振るわない。たった1kgだが、その差は歴然としているのは懸念材料といえる。今回はハンデ戦のため、実績からおそらく55kgを背負うことになりそうなだけに、傾向通りなら凡走の可能性が高くなるが……。

 そのマルターズディオサに前走の府中牝馬Sで先着しているのがアンドラステ(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。

 7月の中京記念(G3)で重賞初制覇を飾ったオルフェーヴル産駒の5歳牝馬は、昨年5月のパールS(3勝クラス)を皮切りに馬券圏内→馬券圏外を交互に繰り返している。順番通りなら今回は凡走パターンとなるが……。

 鞍上は14戦中8戦で手綱を取っている岩田望来騎手が務める。唯一の重賞制覇時は川田将雅騎手に鞍上を譲っていたため、何とか自身の騎乗で1着を獲りたいところだろう。

 凡走フラグが立っているアンドラステだが、2着に敗れた前走を振り返ると、4角10番手以下の差し馬が1、3、4着と好走するなか、2番手を進んだこの馬はクビ差の2着という好内容。シャドウディーヴァにゴール直前で差し切られた悔しさを晴らしたい。

 ジェンティルドンナの全妹、ドナアトラエンテ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)の近4走は、いずれも牝馬限定重賞で9着、2着、11着、4着。アンドラステと同じように好走と凡走を繰り返している。

 前走の府中牝馬Sでは中団追走から直線内を突いたが、伸びきれず。それでも3着マルターズディオサとはクビ差だった。

 これまでキャリア13戦すべてで1800mを使われてきたが、今回は初となる1600m戦。中山コースは初富士S(3勝クラス)で勝利しており、初の距離短縮がプラスに出れば、混戦を断つシーンがあるかもしれない。

 昨年の当レース覇者スマイルカナ(牝4歳、美浦・高橋祥泰厩舎)は、現在4戦連続2桁着順と苦しんでいるが、重賞2勝を含めて中山マイル戦は「3-1-0-2」という好相性を誇る。2度の馬券圏外はどちらも牡馬混合重賞で、牝馬限定の今回はノーマークにはできない。

 この他には、今春の阪神牝馬S(G2)で3着の実績があるドナウデルタ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)は、前走・信越S(L)勝利の勢いをここでも見せられるか。フェアリーポルカ(牝5歳、栗東・西村真幸厩舎)は、昨年このレース3着を含め、中山は「1-1-2-0」と4戦すべて馬券圏内というコース巧者。1年8か月ぶりの重賞3勝目を狙う。

 来年のヴィクトリアマイルにもつながる、今年最後の牝馬限定重賞を制するのは果たしてどの馬か。発走は、15時25分予定だ。

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