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北斗の拳「金色の大将軍」が金杯(G3)を制圧!? その“神々しさ”はJRAも認める歴代最高…引退後もファンレター「尾花栗毛」旋風から30年

北斗の拳「金色の大将軍」がJRA金杯(G3)を制圧!? その神々しさは歴代最強…引退後もファンレター「尾花栗毛」旋風から30年の画像1

 2022年の中央競馬は5日、中山・中京の2場開催で幕を開ける。中山のメインは芝2000mの中山金杯(G3)、そして中京メインは芝1600mの京都金杯(G3)が行われる。1995年までは両レースとも単に「金杯」として施行されていたが、東西の区別をつけるため、96年から現在のレース名となった。

 今回はまだ東西金杯が区別される前の1992年に、中山開催の金杯で重賞初勝利を飾ったある人気馬を取り上げたい。

 1990年代前半といえばオグリキャップの登場などで、まさに「競馬ブーム」の真っ只中。そんな92年最初の重賞を制したのがトウショウファルコという牡馬だった。

 同世代にはダービー馬ウィナーズサークル、皐月賞馬ドクタースパートらがいた1986年に生まれたトウショウファルコ。比較的地味な印象があるこの世代において、絶大な人気を誇ったのがこの馬だった。

「トウショウファルコが人気を集めた理由は、当時マンガやアニメなどが大ヒットした『北斗の拳』に登場する金色のファルコが馬名の由来である通り、尾花栗毛という珍しい毛色を持つイケメンホースだったからです。パドックなどでも、その美しさは他を圧倒していました。現役時代はもちろん、引退後誘導馬になってからも多くのファンレターが届いたというエピソードは有名です」(競馬誌ライター)

 尾花栗毛とは、栗毛のなかでも前がみ、たてがみ、尾毛が金色がかった白色の馬のことを指す。タイキシャトルやトーホウジャッカルというG1馬も尾花栗毛だったが「美しさ」という点ではトウショウファルコが群を抜いていた。

 そんなトウショウファルコのイケメンぶりを実はJRAも“公認”している。昨年10月にJRAの公式YouTubeチャンネルにアップされたのは、『トウショウファルコ~尾花栗毛の貴公子』と題された4分ほどの動画。

 その動画内では、タレントで競馬キャスターとして知られる岡部玲子さんがトウショウファルコのイケメンぶりを語り、92年金杯と同年のAJCC(G2)で勝利した直線のシーンなども閲覧できる。

 金杯のレース映像には、4角先頭から鞍上の柴田政人騎手の鞭に応えて必死に伸びる姿や、レース後にファンから大きな声援を浴びるところも収められている。この記事でトウショウファルコの存在を初めて知ったというファンも少なからずいるかもしれない。ぜひ動画で、その“神々しさ”をご堪能いただきたい。

 希少な毛色といわれるが、もちろん現役にも尾花栗毛の馬は数頭いる。年末のグレイトフルS(3勝クラス)を勝利したヴェローチェオロ(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎)もその1頭だ。

「両親(父ゴールドシップ、母プレシャスライフ)はともに芦毛ですが、ヴェローチェオロは母父のタイキシャトルの血を受け継いだのかもしれません。きれいな尾花栗毛とキリッとした顔立ちで、デビュー当初から話題に上っていました。

陣営は2月のダイヤモンドS(G3)から始動することを発表したので、今後は長距離路線を歩むのでしょう。結果次第では天皇賞・春(G1)で面白い存在になるかもしれませんよ」(別のライター)

 ヴェローチェオロと同じ須貝厩舎には白毛馬のソダシもいて、まさにグッドルッキングホース揃い。白毛旋風に続き、今年は尾花栗毛旋風が吹き荒れるかもしれない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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