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JRA福永祐一「出遅れ率30%」M.デムーロを一刀両断!? 日経新春杯(G2)大本命ステラヴェローチェ「死角」は相棒のトラウマか

JRA福永祐一「出遅れ率30%」M.デムーロを一刀両断!? 日経新春杯(G2)大本命ステラヴェローチェ「死角」は相棒のトラウマかの画像1
ステラヴェローチェ 撮影:Ruriko.I

 16日、中京競馬場で行われる日経新春杯(G2)は、昨年末の有馬記念(G1)で4着に好走したステラヴェローチェ(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎)の始動戦として注目を集めている。

 ハイレベルとされている今年の明け4歳世代のクラシック3戦すべてで4着以内。出走した9戦すべてで掲示板内を確保するなど、安定して結果を残しているステラヴェローチェ。日経新春杯の中京2200mは、昨年勝利した神戸新聞杯(G2)と同じ条件だけに、ここは負けられない一戦になる。

 また、鞍上のM.デムーロ騎手は2018年にパフォーマプロミスで、2019年にはグローリーヴェイズで2年連続同レースを勝利しており相性は抜群。順当にいけば、1番人気が予想されるだろう。

 しかし、不安点もある。デムーロ騎手の「スタート」だ。

 デムーロ騎手との初コンビとなった有馬記念で存在感を示したステラヴェローチェだが、スタートで出遅れ。最後は勝ち馬と並ぶ、上がりメンバー最速タイの35秒9という末脚を見せただけに、発馬が悔やまれる結果になった。

 ただ、スタートの課題は馬よりも、むしろ騎手にあるのかもしれない。

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福永祐一騎手 撮影:Ruriko.I

 昨年12月、YouTubeチャンネル『カンテレ競馬【公式】』の『教えて!福永祐一先生』に登場した福永祐一騎手は、デムーロ騎手のスタートについて「苦手で、出遅れ率は30%」「過去、スタート直後に落馬したという経験から馬に体を預けることが出来ず、スタートが速いときと遅れるときが極端」と手厳しいコメント。

 格上の存在として戦う今回の日経新春杯だが、フライライクバードやヨーホーレイクなど重賞で結果を残しているライバルも参戦しているだけに、ステラヴェローチェでもスタートの出遅れは、命取りになる可能性も大いにあり得る。

 バゴ産駒の代表馬であり、産駒で中央獲得賞金歴代1位のクロノジェネシスが昨年引退。2位はステラヴェローチェだ。

 クロノジェネシスは3歳時に、牝馬のクラシック3冠ラストとなる秋華賞(G1)でようやく初のG1タイトルを獲得。古馬になってから、牝馬で初のグランプリ3連覇を達成し、凱旋門賞(G1)にも挑戦するなど、その強さはより際立った。

 果たしてデムーロ騎手は、苦手のスタートを決めることができるだろうか。バゴの代表産駒となったステラヴェローチェのさらなる飛躍には、パートナーの“課題克服”が絶対条件だ。

(文=長尾りょう)

<著者プロフィール>
 はじめての競馬、ジャパンCで5番人気シュヴァルグランの単勝を当て、競馬にハマる。オルフェーヴルのように強いが、気性が荒く、成績にムラのある馬が大好き。今までで1番忘れられない馬券は、2018年の有馬記念ブラストワンピースの単勝。

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