GJ > 競馬ニュース > シルクロードS(G3)「持ってる男」池添謙一メイケイエール決定はわずか5分!? 武豊、横山典弘でも乗りこなせなかった「癖馬」との仰天エピソード
NEW

JRAシルクロードS(G3)「持ってる男」池添謙一メイケイエール決定はわずか5分!? 武豊、横山典弘でも乗りこなせなかった「癖馬」との仰天エピソード

JRAシルクロードS(G3)「持ってる男」池添謙一メイケイエール決定はわずか5分!? 武豊、横山典弘でも乗りこなせなかった「癖馬」との仰天エピソードの画像1

 30日、中京競馬場で行われるシルクロードS(G3)に出走予定のメイケイエール(牝4歳、栗東・武英智厩舎)は、池添謙一騎手とのコンビで復活勝利を狙う。

 高松宮記念(G1)の前哨戦となる重賞は、昨年に続いて今年も中京競馬場が舞台となる。過去10年で、10番人気以下の人気薄が3着以内に入ったケースが8回あり、1番人気の勝利は2勝のみ。ハンデ戦らしく、波乱含みのレースになっている。

 その一戦で、1番人気が予想されるメイケイエールは重賞3勝、G1でも4着2回と相手関係的にも力が抜けている存在だが、チューリップ賞(G2)を制して以降は3連敗中だ。

 前進気勢の強いメイケイエールに騎乗した騎手は、これまで暴走気味のレースに手を焼いてきた。横山典弘騎手、池添騎手が戒告処分を受けるなど、ちぐはぐな競馬が続いている。

 しかし前走のスプリンターズS(G1)では、折り合いを欠きながらも4着と好走。7番人気の低評価を覆し、改めて力があることを証明した。

 今回も注目を集めるメイケイエールだが、前走のスプリンターズSが初コンビとなった池添騎手の騎乗するきっかけが、さすが「持っている」と言いたくなる経緯だった。

 池添騎手が、その「持っている男」ぶりを振り返ったのは、『netkeibaTV』で配信されている『謙聞録-kenbunroku-』の動画内でのこと。

 当初、スプリンターズSで騎乗予定だったダイアトニックが、前哨戦となるキーンランドカップ(G3)を使った後に調子を落とし、陣営から回避するという電話があった池添騎手。その時、たまたま目の前にいた武英調教師にその経緯を話すと、主戦の武豊騎手が凱旋門賞(仏G1)で乗れなかったこともあり、「メイケイエール乗ってもらえますか」と直接オファー。ダイアトニック回避の電話から、わずか5分後にはメイケイエールの騎乗が決まったとのことだった。

 宝塚記念(G1)、有馬記念(G1)を計7勝、代打騎乗でのG1勝利をするなど、ファンの間でも「持っている」というイメージが強い池添騎手ならではのエピソードといえるだろう。

JRAシルクロードS(G3)「持ってる男」池添謙一メイケイエール決定はわずか5分!? 武豊、横山典弘でも乗りこなせなかった「癖馬」との仰天エピソードの画像2
池添謙一騎手 撮影:Ruriko.I

 スプリンターズS終了後、次走以降もメイケイエールに乗りたいかという質問に対し、「自分が乗りこなして、結果を出したい気持ちはすごく持っている」と、続投を志願した池添騎手も手応えを掴んだのかもしれない。
 
 桜花賞(G1)でのソングライン、スプリンターズSでのタイセイビジョン、エイティーンガールなど、暴走したメイケイエールの被害を受けた馬が、次走で好走するという不名誉な話題もネットで盛り上がった。

 約4ヶ月の休養を挟んだお転婆娘の復帰戦。「持っている男」池添騎手は、クセ馬を乗りこなす騎乗技術で久々の重賞勝利をプレゼントできるだろうか。

(文=長尾りょう)

<著者プロフィール>
 はじめての競馬、ジャパンCで5番人気シュヴァルグランの単勝を当て、競馬にハマる。オルフェーヴルのように強いが、気性が荒く、成績にムラのある馬が大好き。今までで1番忘れられない馬券は、2018年の有馬記念ブラストワンピースの単勝。

JRAシルクロードS(G3)「持ってる男」池添謙一メイケイエール決定はわずか5分!? 武豊、横山典弘でも乗りこなせなかった「癖馬」との仰天エピソードのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  2. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 「シャンパンカラーが勝つよ」昨年のNHKマイルCで9番人気の激走を見抜いた“凄腕”が指定したのは、ジャンタルマンタルでもアスコリピチェーノでもないまさかの激走穴馬
  5. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  6. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  7. どれだけハズレても我々は「バッターボックス」に立たせてもらえる! 悔いを残したくないからこその大ダメージ…競馬と後悔の実に深い繋がり【徒然なる神のくず競馬トーク】
  8. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後
  9. 天皇賞・春(G1)テーオーロイヤルだけじゃない! 皐月賞「大逃げ」メイショウタバル、高松宮記念1番人気ルガルなど「個性派の宝庫」三嶋牧場がスゴイ
  10. 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場